「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「人の話をよく聞ける子ども」の親が必ず教えている、たった1つのルールPhoto: Adobe Stock

人の話を聞くときに必要なこと

「◯◯ちゃんは話を聞いているのか、聞いていないのかよくわからないわ」

こんなことを小学3年生のとき、ピアノを習っていたときの先生に言われた。
その先生は、厳しい言葉を言うときもありつつ、非常に熱心に指導していただいた。

レッスン中には、「この音はもっと繊細に」「曲の終わりはもっと激しく」などさまざまなアドバイスをしてくれた。
だが、私は理解するのが精一杯で、先生が言ってくださったことに十分に反応できていなかった。

そこで先生にこう言われたのだ。

「話を聞いていたとしても、返事をしたり、うなずいたりしないと、先生のお話聞きたくないのかなと思っちゃうよ」

たしかにそうだ。
人が誰かに何かを伝えるために話すというのは、非常にエネルギーをつかう。
だからこそ、話を聞く側も「話をしっかり聞いている」というアクションを起こすことが大切なのだ

ピアノのレッスン中に、先生が言ってくださった何気ない一言だが、この言葉は大人になった私の心に残り続けている。
「人の話に耳を傾けていることを伝えること」は、コミュニケーション上でもとても大切なのだ。

人のはなしを聞く態度を身につけよう

小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「ひとのはなしをよくきこう」という項目がある。

「人の話をよく聞ける子ども」の親が必ず教えている、たった1つのルール『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
拡大画像表示

・はなす ひとの めを みよう。
・あいての はなしを きくときは うなずいて あげよう。
・はなしを きいたら へんじを しよう。
・あいてが どんな きもちか そうぞうしながら きこう。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)

「人の話を聞いて理解する力」はもちろん大切だが、「人の話を聞くときのふるまい」も重要である。

うなずく。返事をする。話している人の目を見る。

子どものうちから、「ちゃんと聞いているよ」というサインを相手に伝えられるように練習を重ねたいものだ。