晩年、視力を失っても、その人生は陰らなかった

 高虎は大坂の陣でも徳川方として戦い、最終的には津藩32万石の大名となりました。以後も徳川将軍家に仕え続け、寛永7年(1630)、75歳(数え年)でその生涯を閉じます。

豊臣秀長が亡くなったあとの藤堂高虎(C)かしまし歴史チャンネル豊臣秀長が亡くなったあとの藤堂高虎 (C)かしまし歴史チャンネル

 晩年は視力をほとんど失っていたとされますが、その人生は決して陰ることはありませんでした。幾度もの転職を経て、自らが納得できる主君と出会い、武将としても築城家としても頂点に立った――まさに戦国時代らしいダイナミックな生き様です。

 藤堂高虎は、単なる武勇の人ではありません。環境を選び、自ら道を切り拓く力を持った、極めて現代的な感覚の持ち主だったといえるでしょう。

『豊臣兄弟!』第18回より。石田三成(演:松本怜生) (C)NHK『豊臣兄弟!』第18回より。石田三成(演:松本怜生) (C)NHK

 動画ではこの他、転職者に優しかったという藤堂高虎のエピソードについてお話しています。また、18話で初登場した石田三成の生涯についても解説動画を掲載しています。