「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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火事が起きたとき、子どもがやってしまうこと
「火事のとき、子どもってどんな行動をすると思いますか?」
先日、ある防災講習でこんな話を聞いた。
講師の方によると、火事が起きたとき、大人なら「逃げなきゃ」と考えられる。
だが、小さな子どもは違う。
パニックになり、怖くて動けなくなったり、とっさに隠れてしまったりすることがあるというのだ。
さらに怖いのは、万が一、子ども自身が火遊びをしてしまっていた場合だ。
「怒られるかもしれない」「言ったらまずい」
そう思って、大人に知らせず黙ってしまうこともあるという。
もちろん、すべての子どもがそうなるわけではない。
だが、大人の“当たり前”の行動を、子どもも当然できるとは限らない。
多くの親は「火遊びはダメ」「煙は危ない」という話はしていても、
“火事が起きた瞬間にどう動くか”までは、具体的に教えていないことが多い。
火事が起きたときの逃げ方を知ろう
もし火事が、短時間でも子どもが家で一人になる場面で起きたらどうするべきなのか。
「少しだけだから大丈夫」と思っていても、火事や地震はタイミングを選ばないものである。
だからこそ、いざというときに慌てて隠れたり、黙ってしまったりしないよう、火事が起きたときにすべき基本的なルールを、子どもには教えておきたいものだ。
小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「火事になったときはこうやって逃げよう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
①「かじだ!」とさけんで まわりの ひとに しらせる。
②けむりを すわないように ハンカチで はなと くちを ふさぐ。
③エレベーターは つかわず かいだんで おりる。
④したに いけないときは おくじょうに にげる。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)
火事は、「知っているだけ」で助かるものではない。
怖くなった瞬間に、体が動くかどうかが重要になる。
だからこそ、普段から親子で、
「火事のときは、まず何をする?」
「煙が出ていたらどう逃げる?」
「絶対に隠れないで、すぐ知らせるんだよ」と、具体的に話しておくことが大切だ。
防災というと、特別な訓練のように感じる。
だが本当に命を守るのは、“最初の行動”を事前に決めておくことなのかもしれない。









