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社員に機会を与えてもリスキリングが進まない…そう悩む企業も少なくないだろう。そうしたなか、山陰合同銀行では女性行員たちを中心に学び直しを推し進め、組織改革を成し遂げたという。成功の裏にあった、仕組みと工夫とは?※本稿は、ニッセイ基礎研究所生活研究部の坊 美生子『女性たちの定年後――お金・仕事・暮らしのリアル』(祥伝社)の一部を抜粋・編集したものです。
“ごうぎん”女性行員たちの
リスキリングの先進事例
山陰地方を中心に、山陽地方、関西・東京まで展開する「山陰合同銀行」(本店・島根県松江市、以下「ごうぎん」)は、支店で窓口業務や個人営業を担当していた20代から40代のエリア職(旧一般職)の女性行員たちを、法人営業(コンサル)として育成し、組織の成長につなげている、女性のリスキリングの先進事例です。
低金利、デジタル化の進展、コロナ禍による景気悪化――。地方銀行にとって、経営環境が厳しさを増していた2021年、ごうぎんは、中期経営計画(2021年度~2023年度)の中で、「地域・お客様の課題解決への貢献」(コンサルティング)と「DXの推進」「経営基盤の強化」を持続的な成長に向けた重点施策と明記しました。そしてそのために、抜本的な合理化と効率化によって、経営資源を捻出し、戦略分野に再配分していくと宣言しました。
これに先立ち、2020年9月には野村證券(東京都)と包括的業務提携の運用を開始。その後、店舗ネットワークの再編、DXによる事務効率化など、抜本的な構造改革を進めました。







