「やりたいこと」「やるべきこと」全部やっても、消耗せずにエネルギーがどんどんわいてくる!
「体」「時間」「環境」「思考」「心」「人間関係」の具体的な習慣術を書いた、タスクにあふれる現代人のための人生コンディショニングの書『ととのえる。ー超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術ー』(川田直樹著・ダイヤモンド社刊)が話題です。
本書から、抜粋・編集して、記事を紹介していきます。

忙しくて消耗する人と、忙しいほどエネルギーが湧いてくる人、その違いとは?Photo: Adobe Stock

「頑張る」ことより、「ととのえる」ことが大事

「やることが多すぎて時間が足りない」
「色々やりたい気持ちはあるのに、疲れて寝てしまう」
「焦るばかりで仕事がいっこうに片づかない」
「忙しいのにスマホばかり見てしまう」……。

 こういう悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

 目の前の「やるべきこと」に忙殺される毎日。趣味や学びなど、本当は「やりたいこと」がたくさんあるのに、とても手が回らない。

 そんな自分に落ち込んで、こんなんじゃいけないと頑張ろうとする。

 けれども、頑張れば頑張るほどエネルギーが消耗し、生活や自分自身がどんどん乱れていく……。そしてまた落ち込む。まさに「乱れ」の悪循環です。

 僕自身も、かつてはそんな「乱れ」を感じていた一人です。

 睡眠時間を削り、がむしゃらに働いた結果、次第に心や体、時間、脳のキャパというすべてが限界を超えていき、ミスやトラブルが多発しました。運よく成果を出しても、完璧にこなせない自分に苛立ち、その焦りがさらなるミスを呼ぶ……。そんな最悪の悪循環に陥ってしまったのです。

 そして、ようやく気づきました。
このままではいけない。付け焼き刃のスキルを増やす前に、頑張り方のベクトルを変えて、自分の土台を徹底的にととのえよう」と。

しなやかな回復力を手に入れる

 自分の土台とは、メンタルや体調といった内面はもちろん、身の回りの環境、時間との向き合い方、思考の整理法など、あらゆる要素です。すべてを見つめ直し、自分なりの「ととのえ方」を体系化していきました。

 すると、面白いように仕事もプライベートもうまくいくようになったのです。

イメージとしては、「起き上がりこぼし」のような状態です。底に重りが入っていて、どれだけ倒しても揺れながら元の状態に戻るあの人形です。

 仕事をしていると、突発的なタスクやトラブルで、誰だって心身が乱れることはあります。でも、土台さえととのっていれば、何かに押されても、すっと元の場所、つまり本来の自分に戻ることができます。

 この「回復力」こそが、ハイパフォーマンスを出し続ける唯一の答えなのです。

サウナプロデューサー、だけどイチ会社員

 ここで僕について、少し自己紹介をさせてください。

 川田直樹。41歳。周りからは「カワちゃん」と呼ばれています。僕のことを知ってくれている人は、“サウナの人”と思っている方が多いかもしれません。

 幼少期からのサウナ好きが高じて、社内でサウナ部を立ち上げ200社以上が加盟する企業サウナ部のアライアンス「JAPAN SAUNA‐BU ALLIANCE(JSA)」の共同代表に。さらにサウナ施設のプロデュースやイベントへの登壇、著名人との対談、本の出版など、ありがたいことにサウナ業界で色々と活動させてもらっています。

 しかし、そんな僕は実はイチ会社員でもあります。勤務先は、文房具やオフィス家具でおなじみのコクヨ。

 現在は、事業部で、組織開発や人材育成に携わっています。会社にはいろんなチャンスをもらい、感謝して働いています。