株式投資では、「どこで買うか」がリターンを大きく左右します。では、株で利益を出し続けている人たちは、どんなタイミングを「買い時」と判断しているのでしょうか? 株のプロの考え方をクイズ形式で学べるとして、多くの個人投資家から支持を集めているのが『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』です。著者は、2000億円超を運用した元ファンドマネジャー、楽天証券の窪田真之さん。この記事では、「チャートから買いシグナルを読み取るポイント」を紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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三角もちあいをどう見るか?
株価チャートをよく見ると、あちこちに三角形ができていることに気づきます。
三角もちあいとは、高値を結んだ線と安値を結んだ線が徐々に収束し、三角形を形成していく状態を指します。
株価は、買いたい人と売りたい人の力関係で動きます。三角もちあいは、その力関係が拮抗し、収束点を探っている過程を示しています。

買いの勢いが最も強いのはどれ?
では、次の3つの三角もちあいのチャートを見てください。この中で、どのチャートが最も上昇する可能性が高いでしょうか。

この中で、上昇する可能性が高いのはD社です。
D社は、上値が切り下がる角度よりも、下値が切り上がる角度のほうが大きくなっています。つまり、売りによって上値は抑えられているものの、買いたい人がより積極的に下値を切り上げている状態です。

一方、C社は、上値が切り下がる角度のほうが急になっています。これは、買いよりも売りの勢いのほうが強い状態を示しています。そのため、今後は下放れする可能性があります。
E社は、上値の切り下がる角度と、下値の切り上がる角度がほぼ同じです。この場合は、買い方と売り方の力関係が均衡しているため、どちらに動くかを推定するのは困難です。
三角もちあいは「上放れ」の瞬間がチャンス
ただし、三角もちあいを形成している間は様子見するのが無難であり、収束後に勢いよく上放れしたのを見て買うのがセオリーだと窪田さんは言います。
「三角もちあいのトレードでは、買いが優勢となって相場が上放れるか、あるいは売りが優勢となって下放れるか、はっきりするまで辛抱強く待つ必要があります。そして、買い方売り方のどっちが優勢かはっきりした瞬間にトレンドに乗る必要があります」(『株トレ』より引用)
その際に重要なのが、「売買高」の変化です。
三角もちあいが収束し、上放れした時に、売買高も大きく増えていれば、それだけ買いの勢いが強いことを示しています。




