教育熱心な親ほど「良かれと思って」陥りがちな、会話の「親9:子1」のワナ。実はその一方的な指導が、子どもの考える力を奪っているかもしれません。国語力を伸ばすカギは、親子の発言量を「1:1」にすること。解説者ではなく「インタビュアー」に徹し、ぐっと我慢して子どもの本音を引き出す東大式の超効率対話術とは?
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「親9:子1」の絶望的な偏り…
教育熱心な親ほど陥る「一方通行の指導」という罠
「子どもの国語力を伸ばすために、家庭でしっかり対話をしよう」。そう考えて、テストの振り返りや問題集の丸付けの際にお子さんに話しかけている親御さんは素晴らしい心がけをお持ちです。
しかし、せっかくのその熱意が、かえって子どもの考える力を奪ってしまっているケースが多々あります。良かれと思って話しているその会話、実はただの「お説教」になっていませんでしょうか?
「お互いに対になって話す」という大前提
まずは、私たちが普段、家庭内でどのような会話をしているかを振り返ってみる必要があります。
――『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法』より
国語の読解力を育てるためには、子ども自身が「なぜそう考えたのか」を言葉にするプロセスが不可欠です。しかし、実際の親子のやり取りを見てみると、親が正解や解き方を一方的に説明し、子どもはただ「うん」「わかった」と頷くだけという、アンバランスな状況が生まれがちなのです。
熱心な親ほど陥る「9:1」の罠
特に、子どもの教育に強い関心を持ち、少しでも学力を引き上げてあげたいと願う親御さんほど、この罠にはまりやすい傾向があります。
――『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法』より
「ここがこう書いてあるから、答えはこれになるでしょ? 分かった?」という問いかけは、対話ではなく単なる「指導」になってしまいます。
親が9割も話してしまう環境では、子どもは自分で思考することを放棄し、ただ親が話し終えるのを待つ受動的な姿勢になってしまいます。これでは、どれだけ時間をかけても国語の成績は伸びていきません。
親は「ぐっと我慢して聞く」ことに徹する
子どもの国語力を本当に伸ばすためのノウハウは、親の話す量を「半分以下」に抑えることです。
丸付けのときは、まず「この問題、どうやって考えたの?」と短く質問を投げかけましょう。子どもが言葉に詰まったり、的外れなことを言ったりしても、決して途中で遮ってはいけません。親はぐっと我慢して、笑顔で最後まで話を聞き届けることが大切です。
親子の対話量を「1:1」のイーブンに持っていくこと。親が「解説者」ではなく、子どもの考えを引き出す「インタビュアー」になること。この意識改革が、子どもの論理的思考力と記述力を劇的に高める一番の近道です。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。





