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「すぐに感情的になる人」と「いつも穏やかな人」は何が違うのか。何事に対しても、心穏やかに冷静に対処できる人が持っている「考え方」とは? 幸福研究の第一人者として知られた米イリノイ大学心理学名誉教授のエド・ディーナー氏らの研究、経済学者のハネス・シュワント氏の研究をもとに、「人生において幸福感や満足感を持つ秘訣」を心理学者の内藤誼人さんが解説する。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
期待が大きいと
失望感も怒りも大きくなる
いつでも穏やかな心持ちで過ごしていたいのなら、物事に「期待」するのをやめましょう。自分にとって都合のよいことばかりを期待していたら、現実には期待どおりの結果にならないことが多いので、イライラ、カリカリさせられることになります。逆に、そもそも何の期待もしていなければ、現実に打ちのめされることもなく、非常に穏やかでいられます。
たとえば、お客やクライアントに提案する新商品の企画書を作成することになったとしましょう。このとき、「よし、最高の出来栄えの企画書ができた! これでクライアントにも喜んでもらえるはずだ!」という大きな期待を抱いたとします。
ところが実際に提案してみると、「ダメだよ、こんな商品じゃ売れるわけないよ、もっと他にないの?」とけんもほろろな対応。すると最初の期待が大きかった分だけ、失望感も、怒りも大きくなってしまうはずです。
その点、あまり期待していなければ、たとえ相手に冷たく拒絶されてもどうということもありません。「まぁ、しかたないか」と現実をそのまま受け入れることができますし、相手に恨みを抱いたりもしません。
幸福感が高い人の特徴は?
13万人調査の「意外な結果」
幸福研究の第一人者として知られた米イリノイ大学心理学名誉教授のエド・ディーナー氏らの研究では、幸福感や満足感には期待と現実のギャップが大きく関係するとされています。







