「暇な時間」は、人生において必要不可欠な時間である。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
Photo: Adobe Stock
「運がいい人」ができていること
「運がいい人」は、いつも行動している人だと思われがちだ。
だが実際は、その逆の特徴を持っていることが多い。
それは、スマホを見ない時間があることだ。
多くの人は、暇になるとすぐスマホを開く。
だが、それでは頭の中が情報で埋まり、新しい発想や気づきが生まれにくい。
一方で、運がいい人は、散歩をしたり、趣味を楽しんだりして、あえて余白をつくる。
その余白が、新しいアイデアや出会い、思いがけないチャンスを呼び込むのだ。
だからこそ、運をよくしたいなら、まずはスマホを意図的に「使わない時間」を持つことから始めてみよう。
「おばあちゃんっぽい趣味」を始めてみよう
スマホを意図的に使わない時間を作ることができたら、「おばあちゃんっぽい趣味」を始めることをおすすめしたい。
おばあちゃんっぽい趣味とは、その名の通り、編み物やパンづくり、ガーデニングなど、高齢者が好むような活動のことを指す。
そしてその大半は「ハンズオン、サムズダウン」と表現できる。
つまり、手は動かすが、親指は動かさない(スマホの画面をスクロールしない)のだ。
さらに、おばあちゃんっぽい趣味は、不安やうつ症状にも効果的だ。
ニューヨークタイムズ紙の記事によれば、編み物やガーデニング、塗り絵などの趣味は、記憶力や注意力などの認知能力を高め、不安やうつ症状などの軽減にも効果があるという。これほど価値のあるものもない。おばあちゃんっぽい趣味には、自分の思い通りに何かをすることや、何かを極めることの楽しさもある。本書でも述べてきたように、「人生では、多くのことが自分の思い通りにはならない」という事実を受け入れるのは私たちにとってよいことだ。しかしその一方で、十分に自分の思い通りにでき、時間をかけて上達できる何かを持っているのも、とてもよいことである。おばあちゃんっぽい趣味の大半は、これに完全に当てはまる。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より運は、情報の多い人よりも、余白のある人に味方する。
スマホを置き、手を動かす趣味に没頭すると、心が整い、視野が広がる。
すると、これまで見えていなかったチャンスや人との縁にも気づきやすくなる。
だからこそ、運がいい人は暇を恐れない。むしろ、意図的にスマホから離れる時間をつくっているのである。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









