幸福度を上げるために何をすべきか。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「幸福度が爆上がりする」すごい習慣・ベスト1Photo: Adobe Stock

幸福度を下げている大きな原因

「なぜか満たされない」
そう感じるとき、多くの人は新しい何かを足そうとする。

だが実際には、幸福度を下げている原因の多くは、
“足りないこと”ではなく、“終わっていないこと”にある。

言えなかった一言、放置した関係、見て見ぬふりをしてきた問題。
そうした「未解決のままのもの」が、静かに意識を占領し続けている。

だからこそ必要なのは、何かを増やすことではない。
目をそらしてきたものに、きちんと向き合うことだ。

「人生の未解決問題」に向き合おう

このような「人生の未解決問題」には、次のようなステップで向き合ってみるといいだろう。

1.連絡を取る、行動を起こす
 現状を変えたい(あるいは、少なくとも、壊れた人間関係を修復したい)という強い気持ちがあるのなら、それに従ってみてもいいだろう。過去の償いをしたり、死ぬまで胸の内にしまっていると後悔するような言葉を相手に伝えたりするのは、あなたの人生にとって大きな意味のあることになるはずだ。
2.今はまだ行動を起こす時期ではないと認める
 何かの理由があるために、相手に思いを伝えたり、気がかりだったことをしたりするのを今はまだ控えておく――これも、行動を起こすのと同じくらい意味のある選択肢になり得る。よく考えずに慌てて行動を起こせば、気まずくなったり、相手に迷惑をかけたりするかもしれない。
 人生は複雑だ。私たちが遭遇する困難な状況のなかには、決して解決できないものもある。「思い切って行動に移すか、それともあきらめるか」という選択に直面したとき、あきらめたほうがよい場合もある。
3.答えについて考え続ける
 本書に出てくるようなさまざまなアイデアを知り、実践していくことで、これからの
あなたの生き方は変わるかもしれない。たとえば、今後の人間関係のあり方などが変化するかもしれない。私たちは、過去の問題すべてを修復することはできない。それでも、これまでの人生で経験した未解決の問題について深く考えることで、今後、自分が納得のできる正しい選択をしていけるようになるのなら、そうする価値はあると言えるだろう。
 どのオプションを選択する場合でも、人生で未解決だと感じているものが何かを明確にすれば、それはあなたにとって価値のある情報になる。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

結局、幸福度を上げるのは「新しく手に入れるもの」ではない。
ずっと引っかかっていたものに、どう決着をつけるかだ。

向き合う、待つ、考え続ける。
どの選択でもいい。ただし、放置だけはやめよう。

未解決のままにしない。
それだけで、人生のノイズは驚くほど減っていく。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)