人生後半が苦しくなるのはなぜか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「人生後半で詰む人」が見落としていること
「昔は、これでうまくいっていたのに……」
40代、50代になると、こう感じる瞬間が増えてくる。
若い頃は、がむしゃらに頑張ればなんとかなった。
愛想よくしていれば人間関係もうまくいった。
長時間働けば評価もされた。
だが、人生後半になるほど、
“これまでの勝ちパターン”が通用しなくなる。
それでも多くの人は、
うまくいかなくなったときほど、過去と同じやり方を繰り返してしまう。
頑張ってきた人ほど、さらに頑張ろうとする。
我慢してきた人ほど、さらに耐えようとする。
人に合わせてきた人ほど、自分を後回しにする。
だが、ここに大きな落とし穴がある。
人生後半で詰む人ほど、
「過去の成功体験は、ずっとは通用しない」という事実を見落としているのだ。
今までの方法がこれからも通用するとは限らない
だから、「今までの方法がこれからも通用するとは限らないこと」を日々意識しよう。
私たちは、問題にぶつかると、それまでと同じような解決策を取ろうとする。たとえそれが、適切な解決策ではなかったとしてもだ。ことわざにあるように、金槌を持っていると、あらゆるものが釘に見えてしまう。問題に直面したときに、人が陥りやすい状態の例を挙げよう。
・生産性を上げるのが好きな優秀な人は、もっと一生懸命に働こうとする。
・のんびりしていて、リラックスするのが好きな人は、努力するのをやめたり、何かをすること自体をあきらめたりしてしまう傾向がある。
・困難を避ける傾向がある人は、問題を先延ばしにしたり、問題から注意をそらそうとしたりする。
・反射的に動けなくなるタイプの人は、その場で固まってしまい、何もせずに考えすぎてしまう。
・他人のことばかり考えている人は、問題に直面しても、自分の時間よりも他人の時間を優先しようとする。
人生後半になるほど、必要なのは「同じ武器で戦い続けること」ではない。
今の自分に合わなくなったやり方を手放し、
その時々に合った戦い方へ更新していくことだ。
若い頃にうまくいった方法が、
今の自分を苦しめることもある。
だからこそ、
「昔の自分」にしがみつくのではなく、
“今の自分に必要なやり方”を選び直せる人ほど、人生後半は崩れにくい。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









