「意識高い系の人」にあきれる前に知っておいてほしいこと
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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「意識高い系」にあきれる理由
「意識高い系って、正直ちょっとしんどい」
やたらと自己成長を語り、効率や生産性の話ばかりする人を見ると、どこか冷めた気持ちになる。
ただ、ここで一度立ち止まったほうがいい。
その“あきれ”は、本当に相手の問題だろうか。
多くの場合、あきれている側も、どこかで「ちゃんとやらなければ」「もっと成長しなければ」と思っている。
だからこそ、それを前面に出してくる人を見ると、無意識に距離を取りたくなる。
つまり、あなたが引っかかっているのは、相手そのものではなく、
「自分もそうあるべきだ」というプレッシャーだ。
このズレに気づかない限り、誰を見ても同じように疲れてしまう。
「自分の力でできること」に目を向けよう
では、どうすればいいのか。
ヒントになるのが、「自分の力でできること」に目を向けるという考え方だ。
「自分の力でできること」に注目しよう
これまでに抱えてきた期待や義務の一部を手放すと、気持ちが楽になった。以前はもっとSNSの投稿を頑張ろうと思っていたが、今はそれをあきらめた。変わったのは、思ったように行動できなくても、自分を惨めな失敗者とみなすのではなく、その事実をあるがままに受け入れられるようになったことだ。
私よりも投稿が上手な友人のSNSアカウントを見ても、「この人に比べて私はひどい」と思うのではなく、「この人たちは素晴らしい」と素直に思えるようになった。彼
らはSNSへの投稿に優先度を高く置いていて、私は他のことを選んでいるだけなのだ。
人生に意味のあることを増やそうと努力するうちに、これまでと違うことをするようになった。たとえば、ただ近況を話し合うことだけを目的にして、友人に会いに行った。それまでは、何らかの仕事がらみの用事があって会いに行くことがほとんどだったので、友人たちは面食らったかもしれない。それでも、仕事抜きで彼らと過ごした時間はとても楽しかった。
結局のところ、大事なのは「どちらが正しいか」ではない。
誰かの基準に合わせて自分を測り続ける限り、あきれも疲れも消えない。
必要なのは、他人ではなく「自分の選択」に軸を戻すことだ。
何に時間を使うか、何を優先するかを自分で決める。
それができたとき、意識高い人を見ても振り回されなくなる。
ただ違うだけだと、冷静に切り分けられるようになるからだ。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









