「繊細だからしょうがない」で片付けていいのか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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「繊細な人」が逃してしまうこと
「自分は繊細だから……」
そう思って、新しいことをためらっていないだろうか。
環境が変わるのが不安。失敗するのが怖い。今のままなら傷つかずに済む。
繊細な人ほど、変化に敏感だからこそ慎重になる。
だが、ここで見落とされがちなことがある。
実は、人生で大きなチャンスを逃す人には共通点がある。
それは「失敗」ではなく、「変化しないこと」を選び続けていることだ。
変化には不安がつきものだ。
しかし、同じ場所にとどまり続けることにも見えない代償がある。
新しい出会い。新しい挑戦。新しい可能性。
それらの多くは、変化の先にしか存在しない。
だからこそ、本当に大切なのは、変化を恐れないことではない。
変化を怖がりながらも、一歩だけ前に進むことなのである。
何でもいいから「変化」を起こそう
まずは、何でもいいから「変化」を起こそう。
経済学者のスティーブン・レヴィットは、仮想的なコイン投げを用いた実験によって、人生に大きな変化を起こすことの影響を調べた。実験では、「仕事を辞める」「恋愛関係を終わらせる」などの決断に迷っている被験者に、コイン投げの結果に基づいて決心するよう促した。2か月後と6か月後に追跡調査を行ったところ、人生に変化を起こした人は、コイン投げが決断に影響を与えたかどうかにかかわらず、幸福度が高かったことがわかった。
この研究は、人は大きな決断に対して慎重すぎる傾向があること、大胆な変化を起こせば幸福度が高まる可能性があることの2つを示唆している。ここでいう変化とは、どんなことを指しているのか?少なくとも最初のうちは、どんな変化でも構わない。変化を起こすことに慣れ、それを不慣れなことや恐ろしいことではなく、普通のこととみなせるようになることが目的だ。もちろん、変化はどれも同じではないし、順調に進んでいる物事でもすべて変えるべきだというわけでもない。それでも、あなたの人生には変えたいと思うような大きなことが1つくらいはあるのではないだろうか。まずは、その変えたいことに注意を向けてみよう。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より変化を怖がっていると、チャンスを見逃す。
繊細な人ほど、不安や失敗を避けるために現状維持を選びがちだ。
しかし、人生を大きく変える出会いや挑戦、可能性の多くは、変化の先にある。
大切なのは、変化を恐れないことではなく、怖がりながらも一歩踏み出すことだ。
その小さな一歩が、思いもよらないチャンスにつながるかもしれない。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









