あの人といると、なぜかとても疲れる。それはなぜなのか。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

【会話で即バレ】一緒にいて疲れる人のたった1つの共通点Photo: Adobe Stock

「一緒にいて疲れる人」の特徴

「なんでこの人と話すと、こんなに疲れるんだろう」

別に嫌なことを言われたわけではない。性格が悪いわけでもない。

それでも、一緒にいるとどっと消耗する人がいる。
こういう人には、ある共通点があるのだ。

それは、“過去のつらさ”から、ずっと抜け出せていないことだ。

昔された嫌なこと。裏切られた経験。うまくいかなかった恋愛や人間関係。

もちろん、つらい経験そのものが悪いわけではない。
問題は、それを「今も終わっていないもの」として抱え続けていることだ。

すると会話の中でも、無意識に不満や警戒心がにじみ出る。

「でも結局、人って信用できないよね」「どうせまた嫌な思いするし」

そんな空気は、言葉以上に相手へ伝わってしまう。

つらい経験を「名場面」に変える

では、どうすればいいのか。

ヒントになるのが、「自分の人生を映画として捉え、つらい出来事も映画のワンシーンだと捉えること」だ。

人生という名の映画のシーンとして、つらい過去の出来事を思い出すときは、次のよ
うにとらえ直してみよう。
「あの頃は人生のなかでとても厳しい時期だったが、そのおかげで私は強くなれた」
「今なら違う決断をするだろうが、当時は自分なりに最善を尽くした」
「あの人との関係があんなふうに終わらなければよかったのに。でも、そこから学んだ教訓には今でも感謝している」
そして、最後には、「自分の映画にこんなシーンがあったのは、本当に幸運なことだ」と思えるかもしれない。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

つらい経験を忘れる必要はない。
だが、それを「今も続いている痛み」として抱え続けると、
人は少しずつ、過去に支配されてしまう。

一方で、人間関係がうまくいく人ほど、
過去を「自分をつくった経験」として整理している。

「あの経験があったから、今の自分がある」

そう思えるようになると、
会話からも“重さ”が消えていく。

人は、過去を引きずっている人より、
過去を乗り越えようとしている人と一緒にいたくなるのだ。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)