「いつも自分ばかり大変な思いをしている」「なぜか苦労が絶えない…」と感じていませんか? 実は、無意識のうちに自ら生きづらさを強めてしまう「思考や行動の癖」があるのです。自分をすり減らす悪循環から抜け出すために見直したい【5つの特徴】と対処法を解説。心の空回りを防ぎ、もっと肩の力を抜いて生きるためのヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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苦労を抱え込む人の5つの特徴
今日のテーマは「苦労する人の5つの特徴」についてお話ししたいと思います。苦労する人には様々な特徴があり、5つに絞るのはなかなか大変なのですが、私が日頃から見ていて「こういう人は苦労しやすいな」と思い当たるものを5つ挙げてみます。
1. 期待が強い人
1つ目は、期待が強い人です。期待には「人間に対する期待」と「物事に対する期待」の2つがありますが、どちらも強すぎるのは良くありません。例えば人間関係において、「パートナーなんだからこれくらいやってくれて当たり前」と思っていると、相手がその通りに行動するかどうかを常に見張ることになり、その時点でストレスがかかります。
期待通りでなければイライラして喧嘩になりますし、仮に期待通りの行動をしてくれたとしても、「次はこれもやってくれるよね」と新たな期待が生まれ、それが当たり前になってエスカレートしてしまいます。結果として、常に相手を試すような関係になり、試す方も試される方も不愉快で、人間関係がギクシャクしてしまいます。
物事に対しても同様で、「これだけ頑張ったのだから結果が出て当然」と思っていると、うまくいかなかった時に自己嫌悪やパニックに陥りやすくなります。厄介なのは、自分が期待していることに「無自覚」な人が多い点です。なんとなくモヤモヤしている時は、大抵この「期待」が原因です。
まずは自分が期待していることに気づき、それを手放すことが大切です。相手の行動はコントロールできないので、「自分はどうするか」だけを決め、「来るもの拒まず、去るもの追わず」くらいの割り切りを持ちましょう。
2. 自分の気持ちに鈍い人
2つ目は、自分の気持ちに鈍い人です。「今、これが嫌だ」「辛い」といった自分の心の声に疎い人がいます。これは自分の気持ちがないわけではなく、自覚するのが遅い、あるいは自覚しにくい性格なだけです。
こういう人は、後になってから「もしかして私、いじめられていたのでは?」と気づいて泣けてきたり、無自覚のまま無理をしてストレスを溜め込み、気づけば腹痛や吐き気などの体調不良として現れたりすることがあります。
ですから、「今、自分はどう思っているのか」をつぶさに観察する「セルフモニタリング」の癖をつけることが非常に大切です。自分軸のすべての根本は「自分の気持ち」です。少なくとも「今、快適か不快か」くらいは常に理解できるようにしておきましょう。
3. こだわりが多い・強い人
3つ目は、こだわりが多くて強い人です。几帳面で完璧主義な人に多い特徴です。例えば机を掃除する時、「サッと拭いて綺麗になった」と満足できる人は苦労しません。しかし、「隅々まで拭いて、アルコール消毒もして、上の物もきれいに並べないと気が済まない」という人は、少しでも汚れたりズレたりすると大きなストレスになります。
同じ人生を歩んでいても、こだわりが多い人からすると世の中は「至らない点だらけ」で不満足なものになってしまいます。自分が「こだわりが多いな」と客観的に考え、手放せるものは手放していくことが大切です。こだわりは、自分の中で優先順位の最も高い「1つだけ」を持っていれば十分なのです。



