◆人間関係の悩みをスッと消す魔法の考え方
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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やってはいけない3つの期待
今日は、「期待を捨てることで運が開ける」というお話です。私は常々、「期待というものはろくなことにならない」「期待して良いことなど一つもない」とお伝えしています。期待には、大きく分けて次の3つがあると考えています。
●他人に対する期待
●物事の成り行きや結果に対する期待
今回は、これら3つの期待がどれも良い結果を招かない理由についてお話ししたいと思います。
自分に対する期待を手放す
まず「自分に対する期待」についてです。これは自己肯定感が低い人や、自己嫌悪に陥りやすい人、あるいは一人で反省会をしてしまいがちな人によく見られます。「本当はこれくらいできて当然なのに、できていない」と、無意識のうちに自分へ高い期待を押し付けてしまっているのです。
その期待を裏切ってしまったり、結果が伴わなかったりした時に、「なぜ自分はこんなにできないのだろう」と深く落ち込んでしまいます。しかし、そもそも期待すること自体が苦しみの原因です。頑張っても頑張らなくても、才能があってもなくても、「ありのままの自分」は自分以上でも以下でもありません。他人の基準で自分を評価しても意味がないのです。
まずは期待を少し下げてみる
もし「自分に自信が持てない」と感じた時は、まず「自分に対して期待しすぎていないか」に気づくことが大切です。「あ、私はこれに期待していたんだな」と自覚するだけでも、少し心が軽くなります。人生を真面目に生きているなら、それだけで十分素晴らしいことです。
もちろん、人間ですから時には真面目に取り組めない時もあるでしょう。それも含めて「ありのままの自分」です。「今回は疲れたけれど頑張った。それで十分だ」と期待を少し下げてあげましょう。学生の例で言えば、「成績の順位を上げたい」と過度は期待して不安になるのではなく、「頑張ったのは間違いないから、少しでも点数が上がれば良しとしよう」「勉強のやり方が分かったから良しとしよう」と考えることで、気持ちはずっと楽になります。



