「ルールを守る」だけではなく、その意味を理解することが重要だ。
「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「公園のルール」を守ることで学べること
「公園って、実は小さな社会なんですよ」
こんな話を、長年子どもたちを見てきた学童の先生から聞いた。
先生によると、将来伸びる子どもには、勉強や運動とは別の共通点があるという。
それは、公園のルールを守れることだった。
ある日、公園で小学生たちがサッカーをしていた。
一人の子がボールを思い切り蹴り上げてしまい、近くのベンチに座っていた高齢の女性の足元に飛んでいったそうだ。
すると、その場にいた別の男の子がすぐに駆け寄り、「すみません、大丈夫ですか?」と声をかけた。
そして、サッカーをしていた子どもたち同士で、「ここは人が多いから、あっちの広い場所でやろう」という話になったという。
先生はこう言っていた。
「公園のルールって、遊びを制限するためじゃないんです。みんなが気持ちよく使うためにあるんです」
実際、社会に出ても同じだ。
締め切りを守る。約束の時間を守る。決められた手順を守る。
こうした行動は、一見すると窮屈に見えるかもしれない。
しかし、ルールがあるからこそ、人は安心して協力できる。
公園でルールを守ることは、ただ行儀がいいという話ではない。
「自分だけではなく、みんなが気持ちよく過ごすにはどうしたらいいか」を学ぶ練習なのだ。
だからこそ、社会に出てから伸びる子どもほど、公園のルールを“守らされていた”のではなく、その意味を理解しながら自然と守れているのかもしれない。
公園のルールを確認しよう
小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「こうえんであんぜんにあそぼう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・すべりだいは すわって すべる。 したからは のぼらない。
・ともだちが ブランコに のっているときは まえや うしろを とおらない。
・ジャングルジムから おりるときは したに だれも いないか かくにんする。
・うんていに ぶらさがっている ひとを おしたり ひっぱったり しない。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)
公園のルールは、子どもを縛るためのものではない。
みんなが安全に、そして気持ちよく過ごすための約束事である。
小さい頃からそうしたルールの意味を理解し、自分だけでなく周囲のことも考えながら行動できる子どもは、学校でも社会でも自然と信頼を積み重ねていく。
だからこそ、公園での何気ないふるまいは、将来の人間関係や社会性につながる大切な練習なのかもしれない。









