「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q. 「わかりにくいメール」の特徴を教えてください
――仕事の大半はメールのやりとりな気がしています。私はいつもメールを書いてから、この表現でちゃんと伝わるかなとAIに壁打ちしたりするのですが、いつも送信した後に不安になります。田丸さんが思う「わかりにくいメール」の特徴があれば、知りたいです。
解読困難なメールが届いた話
田丸雅智氏(以下、田丸):そうですねぇ……以前いただいたメールで、困惑したことがありました。
タイトルから、企画のご相談だということはわかりました。
でも、その後の本文には、ご本人の過去の話や、昨今の社会に対して思うところ、直接は関係ない事例などが次々に出てきて、結局何を相談されているのかがわからなかったんです。
周辺の情報量が多すぎて、肝心の目的が見えない。
結論や、「要するにどういうことか」が何度読んでもわからないメールでした。
「仕事ができる人」のメールの特徴
――では、メールを書く際に、いちばん重要なことはなんだと思いますか?
田丸:やはり、何かを伝えたいときは、結論や背景などを端的に伝えることが大事だと思います。
周辺情報を入れすぎると、かえって伝わらなくなります。
修飾が多すぎる文章も、一文が長すぎる文章も、読む側を混乱させてしまう。
また、事例をたくさん並べても、「では、あなた自身は何をしたいのか」が見えなければ意味がありません。
伝えるときは、まず自分の言葉で、要点をはっきり書く。それが大事だと改めて感じました。
――『小学生でもできる言語化』にもこう書かれてありますよね! メールは特に、状況を知らない相手が、自分の話を聞いただけで理解できるかどうかを基準に言葉を選ぶのが大事かもしれませんね。
なので、先ほどのぼくの文章もあくまでひとつの例に過ぎず、ほかにもいろいろな完成形があるはずです。
その上で、どんなふうに完成させるにしても、言語化するにあたって意識しておいたほうがいいことはあります。
それは、「どの言葉を入れるのか・削るのか」や「どの位置に言葉を置くのか」によって完成させたものの印象が変わってくるということです。(中略)
自分自身はいろいろなことを考えたり感じたりしていても、それを表すために必要な言葉が入っていないと印象ががらりと変わり、相手に正確に伝わらないということが起きてしまいます。(中略)
逆に、言葉を入れすぎてだらだらと長くなったり、あまり重要ではない言葉が入ったりしていても、印象が変わって相手に伝わりづらくなってしまいます。
――『小学生でもできる言語化』より
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









