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金(ゴールド)の価格高騰が注目を集める中、それに続く投資対象として、今度は「銀」や「銅」に熱い視線が注がれている。2026年5月28日に、東京証券取引所へ「銀」と「銅」に関連するETF(上場投資信託)が4銘柄同時に上場。新NISAの成長投資枠で買えるこのETFの紹介と銀や銅への投資について解説する。(木村香代、ダイヤモンド・ザイ編集部)
昨年比で「銀」の価格は2倍に!
次に盛り上がるのは「銀」か「銅」か?
資産防衛の王道として注目されている金(ゴールド)。そして、「ネクスト・ゴールド」として、銀や銅も価格が急上昇中だ。
過去の銀価格は2026年1月に121.64米ドル/トロイオンスの史上最高値を記録した。6月15日現在は70.70米ドルまで下がってきているが、1年前に比べれば約95%も高い価格だ。また銅の価格も6月15日現在、1ポンドあたり6.47米ドルまで上昇し、昨年同時期と比較すると約35%の上昇となっている。
銀や銅が金と決定的に異なるのは、宝飾品や資産としての側面だけでなく、現代の最先端産業を支える「インダストリアル・メタル(産業用貴金属)」として需要がある点だ。
例えば銀はシルバーのアクセサリーなどをイメージする人が多いかもしれないが、実は約6割が高い導電性や安定性を生かした工業用途である。特に脱炭素化に伴う太陽光パネルや、AIの急拡大によるデータセンター、電子機器向け、EVなどの需要が増加し、価格を力強く牽引している。
そうした需要増加の一方で、供給面には特有の課題がある。銀は銅などの副産物として産出されるものが7〜8割を占め、単独で供給を増やしにくい。さらに昨今の環境規制やコスト増も重なり、需要に合わせて増産することが難しいのだ。
この「増え続ける需要」と「増やせない供給」による需給のギャップが、中長期的な銀価格の下支え要因となり、上昇トレンドが続いている。また銅も同様に、送電網のインフラ投資や大電流を扱うEVのモーター、バッテリー周辺に欠かせない「脱炭素・ハイテクの必須素材」であり、需要が拡大中だ。
今後、構造的な供給不足が続く見込みから、銀も銅も次の投資対象として急浮上しているのだ。
手が出しづらかった
銀や銅を身近にするETF
銀・銅共に魅力的な投資対象と言えるが、かつて個人投資家が直接投資するのはハードルが高かった。現物を保有するとなると、保管場所や盗難のリスクがつきまとう。売買手数料やスプレッド(買値と売値の差)が大きく、売却時にまとまったコストがかかる点もネックだった。
この課題をスマートに解決したのがETF(上場投資信託)だ。ETFには現物と比較して大きく3つのメリットがある。1つ目は株式と同様にリアルタイムに取引ができることだ。しかも少額投資が可能で、今回上場した4銘柄は1000~3000円程度で購入可能、信託報酬などの保有コストも極めて低く抑えられている。
2つ目は売却益は株式と同様分離課税の適用で、現物の総合課税より税制面で有利であること。そして3つ目が新NISAの「成長投資枠」に対応している銘柄が多く、今回の4銘柄も新NISA口座で購入できる。つまり売却益が非課税になるメリットを最大限に活かすことができるのだ。







