電車やお店、図書館などの公共の場では、子どもに身につけてほしいルールやマナーが数多くある。一方で、「何度注意しても騒いでしまう」「どう教えれば身につくのかわからない」と悩む親も少なくない。子どもが公共の場で自然とルールを守れるようになるために、家庭ではどのようなことを意識すればよいのだろうか。本記事では、教育評論家の親野智可等氏に「公共の場でのルールの教え方」について話を聞いた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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親が「事前の準備」をしていない
――子どもと外出していて、電車やお店などでつい騒いでしまうなど、ルールを守った行動をとれないことはよくありますよね。子どもがそのような行動をとり続けていると、周囲から冷ややかな目で見られてしまうこともあると思います。親はどう対応すると良いのでしょうか?
親野智可等氏(以下、親野) 電車やお店などの公共の場で、子どもがルールを守れないことはたしかにありますよね。親御さんが慌ててしまう理由もわかります。
こういうときは「事前の準備」が重要です。
「事前の準備」でおすすめしたいのは、絵本を活用することですね。
公共の場ではどう振る舞えばいいのかということを扱った絵本を使って親子で確認してみるといいでしょう。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』にも、「みんなのばしょではルールをまもろう」という項目がありますね。この項目を使って、親子で確認してもいいでしょう。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・びじゅつかんに かざられているものには かってに さわらない。
・えいがかんでは きめられた せきに すわる。
・じてんしゃは きめられた ばしょで のる。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
とにかく絵本を活用すると、子どもが実際の場面を具体的にイメージできるようになるので、本当にうまくいくことが多いです。
声かけも同じく重要
――たしかに、事前にマナーやルールを確認しておくと、子ども自身も「何を気をつけるべきなのか」が理解しやすいですね。
親野 そして、実際に出かける前の声かけも同じく大切です。
家を出る前でもいいですし、電車に乗る前、お店に入る前、図書館に入る前に、「ここで気をつけることは何だったかな? 3つ言ってみようか」と聞いてみるんです。
すると子どもは、「走り回らない」「大きな声を出さない」「勝手に物に触らない」など、自分で答えます。
もし足りなければヒントを出してもいいですし、最後は親が補足してもかまいません。
大事なのは、子ども自身の口から言わせることなんです。
そうすると自然と意識してできるようになりますよ。
(本記事は『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』の発売を記念したオリジナル記事です)








