在宅ワークでなぜか仕事に集中できない――。その原因は、意志の弱さではなく「視界に入るもの」が原因かもしれません。集中力を削ぐ三大原因を一瞬で消し、仕事モードに切り替えるにはどうすればいいのでしょうか。「体」「時間」「環境」「思考」「心」「人間関係」をととのえるための具体的な習慣術を書いた『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集して、紹介します

在宅ワークの集中力をひそかに奪う「三大原因」を一瞬で消す方法Photo: Adobe Stock

片づけられないなら、布をかけて視界から消すだけでいい

 以前、忙しいときほど、あえて仕事は後回しにして身の回りを片づけるべきと書きました。そうはいっても、「忙しい最中に片づけるなんて、自分にはハードルが高い」「どうしても片づけが苦手でうまくできない」という人もいると思います。

 そんな人におすすめしたいのが、「とりあえず視界から消す」という発想です。やり方は簡単。目に入る雑多なものを布でバサッと隠す、あるいは移動するだけでOK 「捨てる・残す」の判断には多大なエネルギーと時間を要しますが、「隠す」「どける」だけなら誰だって1分もあれば終わります。

 特に公私が曖昧になりやすい在宅ワーカーにとって、このやり方は有効です。

集中を妨げる三大原因は「ベッド・洗濯物・私物」

 在宅ワーク時に集中を妨げる三大要因といえば、「ベッド・洗濯物・私物」です。
 これらが視界に入ると、脳は無意識に「休息・家事モード」を呼び戻してしまい、仕事への集中を分断します。
 ですから、布で隠したり、一時的に違う場所へ移動させたり、箱に入れてフタを閉めたりして、生活感を徹底的に排除しましょう。

雑多なものが視界に入ると「頭の中のアプリ」が開いてしまう

 大切なのは、目の前のノイズを消し去り、視界をクリアな状態にととのえること。なぜなら、雑多なものが視界に入るたびに、脳内ではアプリがどんどん開いていくからです。

 たとえば、洗濯物が目に入れば、「早く片づけなきゃ」と、別の思考アプリが起動しますし、山積みの書類が目に入れば、「あれもやらなければいけない」と、また別のアプリが起動します。

 このように、バックグラウンドで不要なアプリが動いていると、メインの仕事に使える脳のCPUが、そのぶん削られていきます。布一枚で視界に「余白」を作ることは、脳のリソースを今この瞬間の仕事に全投下する最短・最強の方法なのです。

※本記事は、川田直樹著『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集したものです。