米食品大手マースは8月、人工着色料を使わないチョコレート菓子「MM’S(エムアンドエムズ)」を発売する。これにより85年の歴史を持つMM’Sが一つの大きな節目を迎えることになる。ただ、その中身からは二つの象徴が消える。茶色と青色の粒だ。ロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官が推進する「米国を再び健康に(MAHA)」運動や長官自身の圧力にさらされ、マースは今年、同社を代表する製品の一部に人工着色料を使わない選択肢を提供すると明言。代わりに、天然由来の着色料で色付けする計画を立てた。だがその取り組みは、言葉にするよりもはるかに難しく、コストがかかることが判明した。青色と茶色はMM’S定番の6色に含まれる。マースの研究者は赤、オレンジ、黄色について、ビートやウコンなどの天然素材を使い、これまでとほとんど変わらない色を出す方法を見いだした。
M&M’Sに天然着色料 MAHA改革にマースが巨額投資
青色の代替素材「藻類」は一筋縄ではいかず高コスト
特集
あなたにおすすめ







