米マクドナルドとコカ・コーラ、70年の絆に暗雲Justin Metz for WSJ

 米飲料大手コカ・コーラの幹部ワディ・プラット氏は、イリノイ州デスプレーンズに新しくできたハンバーガーチェーン店で車を止めた。レイ・クロックという男性がホースで駐車場に水をまいていた。野心的なビジネスマンであるプラット氏は、クロック氏が全米に展開しようとしていたマクドナルド店には看板ドリンクが必要で、コカ・コーラがぴったりだと考えた。

 この2人の1955年の握手によって成立した取引は、二つのブランドを固く結びつけた。両社はセットで米国資本主義の象徴となり、米国そのものの象徴となった。

「それ以来、われわれのブランドは一口ごとに結びついてきた」。コカ・コーラは昨年、提携70周年を祝うリンクトインへの投稿でこう述べた。

 だが多くの関係と同様、両社は今、問題を抱えている。幹部らによれば、疎遠になったわけではない。ただマクドナルドにとって、コカ・コーラありきの計画だけはもはや十分ではないのだ。

 マクドナルドは新たな事業を模索している。米国でのバーガー販売は伸びが鈍化しており、スターバックスやダンキンは飲料だけで大きな売り上げを生み出せることを示した。

 マクドナルドは今春、自前のカスタムソーダとリフレッシャーを発売した。レッドブルをベースにしたエナジードリンクを展開する準備も進めている。これはマクドナルドにとって初の試みだ。