チェコの素材エンジニア、マチェイ・マツァクさん(24)は最近、自分にはお金に関する問題があるという結論に達した。出費するのが怖いのだ。マツァクさんは以前は集めるのが好きだったスニーカーを買うのをやめ、スマートフォンの充電器といった小さな買い物にも不安を感じるようになった。積極的に貯蓄しており、通常は収入の半分以上を貯めているが、やり過ぎではないかと心配している。「(ナイキのスニーカー)『ジョーダン』をいくつか見ていたけれど、ちょっと高すぎるかもしれない、代わりに貯金すべきかもしれないと思った」とマツァクさんは述べた。「お金がなかった頃よりも物を買わなくなったと気づいた」欧州ではここ数年で節約志向がさらに強まっており、域内の経済にとって新たな頭痛の種となっている。消費者の支出への消極的な姿勢は、欧州が米国に後れを取っている主な理由の一つだ。米国では、特に高所得者層を中心とした旺盛な消費が成長をけん引してきた。高級ハンドバッグ、時計、衣料品など、世界で人気の高い製品を手がける欧州企業は、成長のよりどころを米国とアジアの消費者に大きく依存している。