緊張や地政学的な策略に満ちたサッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会で、最も意見が分かれているのが、試合を中断して実施される「ハイドレーションブレーク(給水タイム)」だ。前後半の半ばに設けられる3分間の休憩は、スポンサーに迎合し、試合の流れを断ち切り、サッカーの精神に反するビジネス上の乗っ取り行為として、世界中で嘲笑されている。しかし給水タイムがいくらあっても足りない、喉がカラカラに渇いた集団がいる。といっても、暑さの中で90分間走り回る選手たちではない。米国中のスタジアムで、W杯の給水タイムはサポーターがビールを買いに走る時間と化している。給水タイムは「まさにそのための時間だと考えていた」。ワシントン州シアトルで行われた米国対オーストラリアの試合中、米国のサポーター、ダニエル・ボナーさんはそう話した。ただサッカーファンとしては試合の中断は「非常に気に入らない」そうだ。
W杯給水タイム、「ビール補給」に走る観客
物議をかもす3分間の「ハイドレーションブレーク」の導入で、北中米大会はW杯史上最もアルコール消費量の大きい大会になる可能性も
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