日経平均が7万円を突破した。だが、一方ですさまじいインフレと実質賃金の低下が我々を直撃している。投資に失敗せず、確実に貯金を増やすにはどうしたらいいのか?
そんなとき、おすすめの書籍がある。
『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』と、『お金の大学』の両学長に絶賛されている『THE WEALTH LADDER 富の階段』だ。
今回は、「読むと人生が変わる」「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書!」と絶賛されている『JUST KEEP BUYING』についてライターの前田浩弥氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・寺田庸二)
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17世紀に生きた思想家の「金言」
「太陽と死は直視できない」
これは17世紀フランスの思想家、ラ・ロシュフコーの言葉だ。
死は誰にでも平等にやってくる。しかし誰もが死を直視できない。怖いし、自分が体験したことがないために、いまいち実感が湧かないからだ。
老いについても同様である。
若くて体が思うように動くうちは、自分が老いる姿はなかなか想像できない。
想像できないけれど、いつか必ず自分の身に降りかかってくることは確実だ。
だから「老いるのは嫌だなぁ……」と憂鬱になったり、「老いたらどうしよう……」と不安になったりする。
FIREを叶えても「幸せ」を感じられない人々
「どうせいつか必ず老いは来るのだから」と、あらかじめ老いに備えるのは建設的で賢明な判断だ。
最たるものが、FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期リタイア)ムーブメントだろう。
リタイア後、死を迎えるまでに必要な生活資金を計算し、それを労働せずとも「資産の運用益」だけで賄える状態にして、労働から卒業するのがFIREだ。早々と人生の「逃げ切り」を確定させて、自由を謳歌する生き方である。
ただ、ベストセラー『JUST KEEP BUYING』の中で、著者のニック・マジューリは、この「FIREムーブメント」を「あまり好きではない」と記している。
「老後の金銭的不安」と、「老後の人生そのものに対する不安」はまったくの別物だと考えているからだ。
リタイアした「後」の人生を明確にイメージできないのなら、たとえ十分なお金があったとしても、FIREは「老後の不安」を一掃するものにはなりえないのだと『JUST KEEP BUYING』は語っている。
実際、30代後半~40代前半でいったんはFIREを実現しながら、その後の人生で幸せを感じられず、再び働き始めたという例は枚挙に暇がない。
老後の不安を一掃する「思考」と「行動」とは?
それでは、「老後の金銭的不安」と、「老後の人生そのものに対する不安」を一気に解消するには、どうすればよいのか。
思考面では、『JUST KEEP BUYING』が示す、次の3点を問い続けることだ。
どのような人づき合いを望んでいるか?
リタイア生活で一番大切なことは?
――『JUST KEEP BUYING』より
「人として、どう生きるか」を自問自答し続けることが、結果、老後の人生に活きてくるのだという。
そして行動面では、一刻も早く、投資を始めることだ。
ほとんどの市場は、歴史上、ほとんどの期間で上昇している。
そして投資を早く始めれば始めるほど、老後に得られる複利の効果は大きくなる。つまり老後に得られる安心は大きくなるのだ。
『JUST KEEP BUYING』は、直視できないけれど確実にやってくる「死」と「老い」にどう向き合うか、強力な指針を与えてくれる。








