「叶えたい夢がある」「実現したい目標がある」。そう思っていても、途中で迷ったり、気持ちが続かなかったりすることは少なくありません。話題の書籍『人生アップデート大全』(池田貴将著)では、夢や目標を実現するための考え方を紹介しています。今回は、その中から夢の叶え方につながる一節を抜粋・再編集してお届けします。

夢を叶える行動・ベスト1Photo: Adobe Stock

ほうっておくと、脳はラクなほうに流れる

「どうして目標を達成できないんだろう?」
と思うことはありませんか。

実はここに、「目標につまずく本当の理由」が隠れています。

そもそも「目標が1つしかない」のであれば人生はシンプルなのです。

人生が複雑になるのは、同時にいくつもの目標が存在するからです。

「健康的な体形になりたい」と思ってウォーキングしているのに、同時に「新作ドーナツを食べたい」という気持ちも持っていたら、脳の中では目標が正面衝突します。

目標がぶつかると、脳は混乱し、エネルギーを消耗し、そして結局一番ラクなほうへと流れてしまうのです。

ラクなほうとは、「短期的に快感が得られる」「短期的に苦痛から逃れられる」選択です。

朝早く起きるより二度寝。ダイエットより甘いもの。勉強よりSNSへと流れていくのです。

「隠れた目標」に気づくと、「叶えたい目標」を達成しやすくなる

大事なのは、目標を達成できないのは、意志が弱いせいではなく、「目標がぶつかっているだけ」だと気づくことです。

「健康的になりたい」と思う一方で「新作ドーナツが食べたい」という隠れた目標が動いている。ただそれを意識していなかっただけなのです。

ある研究でも、ダイエットや禁煙に成功した人は「お酒を飲むと、タバコを吸いたくなるかも」など、自分の“隠れた目標”に気づき、先に対策していた人たちでした。

「感情が強く動くもの」に脳は反応する

重要なのは、「なぜそっちを選んでしまったのか?」と振り返ること。

脳は「感情が強く動く目標」を優先します。

衝動買いしてしまうのもそのためです。人は「感情が先、理屈はあと」なのです。

だからこそ、目的を立てるときは、「心が動くもの」が必要です。

「この行動で人生がもっと自由で幸せになる」と感じられれば、脳の優先順位が変わっていきます。

いくつも願いは叶っている

アメリカの世界的な資産家ウォーレン・バフェットは、目標設定についてこう語っています。

1 まず、自分の叶えたい目標を100個書き出す
2 その中から、本当に叶えたい5つを選ぶ

彼はこう言います。「君がこのトップ5つの目標を達成できない理由は、その他の95個の目標を追いかけるからだ」と。

つまり、本当に価値の高い5つの目標が叶わないのは、残りの95個のどれかを叶えてしまっているから、ということなのです。

バフェットは「意志が弱いから達成できない」「時間がないから達成できない」「自信がないから達成できない」という言い訳を真っ向から否定しています。

「ほら、その他のものはいくつも叶っているでしょう」と。

夢を叶える行動ベスト1:「何を叶えるか」を決める

あなたはどれか1つを選ぶなら、何を叶えたいでしょうか?

大切なのは、「叶うかどうか」ではなく「何を叶えると決めるか」

その選択が、これからのあなたの人生の質を決めていくのです。

(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・再構成を行ったものです)