もしあなたが、「在宅ワークではアイデアが浮かばない」「集中力が続かない」と感じているなら、原因は意外なところにあるのかもしれません。コクヨ社員で一級建築士、サウナ愛好家でもある著者・川田直樹氏が「体」「時間」「環境」「思考」「心」「人間関係」をととのえるための具体的な習慣術を書いた『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集して、紹介します

1日わずか数十円で集中力が桁違い! リモートワークで、まずととのえたいものPhoto: Adobe Stock

リモートワークの生産性を左右する「椅子」

 リモートワークが普及した今、皆さんはどこで仕事をしていますか?

 自宅ではダイニングテーブル等、仕事専用ではない場所で作業をしている人も多いのではないでしょうか?

 けれども、食卓の椅子は、あくまでも短時間の食事を楽しむために設計されたものであり、長時間座って思考を巡らせる仕様にはなっていません。

 もしあなたが「最近アイデアが浮かばない」「集中力が続かない」と感じているなら、原因は能力の問題ではなく、「椅子」にあるかもしれません。

 仕事において、椅子は単なる家具ではなく、パフォーマンスを支える「生産性装置」そのもの。1日の半分以上の時間を預ける場所が、体に負担をかける設計であっては、どれだけ努力しても成果は安定しないでしょう。

 椅子を選ぶときの最大のポイントは、「実際に座ってみてから買うこと」です。背骨のS字カーブや骨盤の形は人それぞれであり、自分に合う正解は、画像の中ではなく自分の体にしかありません。実際に座り、背もたれが背骨のカーブに合っているか、座面が太ももの裏を圧迫しすぎないかなどを確認することが大事です。もし、自分ではよくわからない場合は、コクヨの品川オフィスに併設された「THE CAMPUS SHOP」の体験コーナーもおすすめです。椅子のアドバイザーが、その人に合った一脚をガイドしています。

1日数十円の投資が最高のパフォーマンスを生む

 良質な椅子は一度買えば10年、15年と使い続けられるものです。

 たとえ10万円の椅子だとしても、月額に換算すればわずか千円程度、1日に直せば数十円の投資に過ぎません。その投資で腰痛や肩こりのリスクを減らし、高い集中力を維持できるのであれば、これほどコスパのよい買い物はないでしょう。

 環境をととのえることは、成果をととのえることに直結します。自分を大切に扱い、最高のパフォーマンスを引き出すために、まずは、あなたの体を支える土台である椅子からアップデートしてみませんか。

※本記事は、川田直樹著『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集したものです。