「好決算なのに株価が下落…」そんな悔しい思いをしていませんか? 実は、決算発表で生じる株価の“ある習性”を突けば、それは大きな利益を狙う絶好のチャンスに変わります。カギとなるのは「時間差」と「待ち伏せ」。市場が気づく前に仕込む「決算モメンタム投資」の極意を大公開します。
イラスト:ひらのんさ
他の投資家を出し抜く「決算モメンタム投資」の極意
株式投資で大きな利益を得るための最大のイベントといえば、企業の「決算発表」です。しかし、「好決算だったのに、なぜか株価が下がってしまった」「決算発表のニュースを見てから買っても、すでに高値掴みになってしまう」と悩む個人投資家は少なくありません。
そこで今回は、決算発表後に見られる株価の“ある習性”を利用して、効率的に利益を狙う実践的ノウハウ「決算モメンタム投資」について解説します。
好決算の「サプライズ」が上昇トレンドの起点になる
株式相場では、過去の高値を更新した銘柄を買う「新高値ブレイク投資」という有名な手法がありますが、実際に市場を観察していると、株価が大きく動くきっかけには明確な共通点があることがわかります。
――『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』より
決算発表で市場の予想を上回るような「サプライズ(驚き)」が出た場合、株価は発表直後に一瞬だけ急騰して終わるわけではありません。
好業績という事実が機関投資家や個人投資家の間に浸透していくにつれて、約1カ月という時間をかけてじわじわと買いが集まり、株価に織り込まれていく(上昇トレンドを作る)傾向があるのです。この「時間差」こそが、個人投資家にとっての大きなチャンスとなります。
市場が気づく前に買い、後から来る投資家を待ち構える
この、株価が時間をかけて徐々に上昇していく習性を最大限に活用するアプローチが「決算モメンタム投資」です。
――『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』より
この投資法を成功させるカギは、「情報収集のスピード」と「先回り」です。決算発表が行われた直後にいち早く決算資料(決算短信や説明会資料など)を読み解き、将来的な成長を裏付ける好材料を見つけ出します。そして、市場全体がその銘柄の本当の価値に気づき、株価が本格的に上昇を始める前に仕込んでおくのです。
後からその銘柄の好業績やチャートの勢い(モメンタム)に気づいた他の投資家たちが続々と買いを入れてくれば、自然と株価は押し上げられます。つまり、「自分が買った後に、他の投資家に株価を上げてもらう」という非常に理にかなった待ち伏せ戦略と言えます。
決算シーズンは、ただ業績の良し悪しを確認するだけの期間ではありません。次回の決算発表では、決算資料の奥にある「まだ市場に織り込まれていない好材料」を探し出し、株価のモメンタムにいち早く乗る投資を実践してみてはいかがでしょうか。


