間違った種類のデジタル足跡を残せばキャリアを台無しにしかねない。そのことはすでにご存じかもしれないが、人工知能(AI)によってオンライン履歴の追跡が容易になっており、痕跡を消そうとする試みが裏目に出ることもある。かつて求職者の問題点を把握するために簡単なネット検索をしていた雇用主は、今やAIを活用してより深く、より迅速に調査を進めている。また、「OnlyFans」のような成人向けコンテンツプラットフォームやお金を賭ける予測市場が人気を集める中、人々は気づかないうちにネット上に多くの不都合な痕跡を残すようになっている。一方、企業は優秀な候補者を多数の中から選べることが多い状況で、人格にますます注目するようになっている。筆者は以前、企業による「裏ルート」の身元照会や性格テストの活用についてお伝えした。デジタル履歴の精査も、自社の企業文化に合う人材、合わない人材を見極めようとする取り組みの一環だ。