「株はギャンブル」という偏見から投資を躊躇していませんか? 定年退職後から本格的に株を始めて1億円を築いた92歳の現役投資家・リョウジさんは、20代で早くもその固定観念から抜け出していました。成功へ導く軍資金となった「意地の習慣」と、初投資で選んだ銘柄の驚くほどシンプルな選定基準とは? 難解な分析に頼らず、銀行預金と比較することから始まった堅実な資産形成の原点に迫ります。
※本稿は『「株ノート」で60歳から1億円』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。

【警告】気づかないと一生貧乏?お金持ちになれない人に共通する「ヤバい思い込み」ワースト1Photo: Adobe Stock

資産形成の邪魔をする思い込みとは?

株式投資を始めたいと思いながらも、「株はギャンブルのようで怖い」「損をするのが嫌だ」というイメージから、なかなか最初の一歩を踏み出せない人は、いまだに少なくありません。しかし、定年退職後に本格的に株式投資を始め、92歳の今も年間1200万円の利益を得ている現役投資家・リョウジさんは、20代の頃にいち早くその「偏見」から抜け出していました。

退職金の一部である元手350万円から1億円超の資産を築く第一歩は、どのようにして踏み出されたのでしょうか?

投資を始めるための「意地の貯金」

まだ株式投資が一般的ではなく、社会的な偏見も強かった時代。リョウジさんが投資の世界に飛び込めた背景には、身近なロールモデルの存在と、地道な準備がありました。

当時は今以上に、株といえば「博打」扱いされ、白い目で見られていた時代です。しかし幸いにも、私にはそんな偏見がありませんでした。なぜなら、あの母が知人の勧めで株を始めており、その様子を間近で見ていたからです。入社1年目から、少ないながらも給料の3分の1を意地で貯金していた私には、わずかながら軍資金もありました。母に相談すると、自身も投資で成果が出始めていたからか、「リョウジさん、株もいいわね。やってごらんなさい」と背中を押してくれました。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より

ここで私たちが学ぶべきノウハウは、リョウジさんが「給料の3分の1を意地で貯金していた」という事実です。投資で資産を増やすためには、どんなに少額でも元手となる「種銭」が不可欠です。

日々の生活をコントロールして資金を作る確固たる意志と、世間の偏見にとらわれない柔軟な思考。この2つが揃っていたからこそ、チャンスをつかむことができたのです。