日本中が絶望したバブル崩壊を、驚くほど淡々と乗り越えた92歳の現役投資家・リョウジさん。世間が大騒ぎする大暴落の渦中で、なぜ慌てて売ることもなく、冷静さを保ち続けられたのでしょうか? そこには、相場の波に飲み込まれないための独自の思考法と、投資との向き合い方がありました。現代にも通じる、感情に振り回されない究極のメンタル維持術に迫ります。
※本稿は『「株ノート」で60歳から1億円』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。
Photo: Adobe Stock
バブル崩壊も平気だった?
92歳投資家に学ぶメンタル維持術
資産運用を始めると、どうしても日々の株価の上下に一喜一憂しがちです。しかし、定年退職後に本格的に株式投資を始め、92歳の現在も年間1200万円の利益を出す現役投資家・リョウジさんは、かつての「狂乱バブルとその崩壊」を驚くほど冷静に乗り越えていました。
そこから、現代の私たちが学ぶべき「仕事と投資の理想的な距離感」が見えてきます。
大暴落でもパニックにならない「割り切り」の思考
日本中が狂乱に沸き、そして絶望したバブル崩壊期。リョウジさんは当時をこう振り返ります。
あの昭和から平成にかけての狂乱バブル景気とその後の崩壊も、私は驚くほど淡々と迎えていました。世間が大騒ぎする中で大した損害を被らなかったのは、単純にそれほど多くの株を保有していなかったからです。たとえ株価が下がっても、会社が潰れない限り配当金はちゃんと出る。そう割り切っていた私は、慌てて売ることもなく、そのまま静観し続けました。今振り返れば、仕事が猛烈に忙しくて、株にかじりついている暇がなかったことが、結果的に功を奏したのだと思います。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
株価の下落局面で大切なのは、「会社が潰れない限り配当は出る」という割り切りです。配当を受け取りながら静観し、「仕事が忙しくて相場に張り付けない」状況を味方にできれば、無駄な狼狽売りを防ぐ最大の盾になります。


