「本業」を忘れない姿勢が投資の成果を高める

会社員時代は、あくまでほどほどに投資を行っていたリョウジさん。投資のことで頭がいっぱいになり、本業がおろそかになっては本末転倒です。

株の世界では「運」も実力のうちといわれますが、私はつくづく運が良かった。そして何より、この時期に「本業を忘れてはいけない」という大切なことを学んだ気がします。この頃の私は、一生懸命に働き、出世することに心血を注いでいました。お客様から新しい注文をいただけるのが何よりも嬉しく、仕事に没頭する毎日が楽しくて仕方がありませんでした。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より

本業でしっかり働き、安定した労働収入を得ること。これが投資で焦らず、冷静な判断を下すための強力な精神安定剤になります。本業という揺るぎない土台があるから、投資における「心の余裕」が生まれるのです。

株式投資は人生を豊かにする「副読本」

最後に、リョウジさんは仕事と投資の関係をこう定義します。

株式投資はあくまで人生を豊かにする「副読本」のようなもの。主役はあくまで、汗を流して働く自分自身。この仕事と投資のほど良い距離感が、その後何十年にもわたって投資の道を歩み続けるための、揺るぎない土台となったのです。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より

投資を「人生の主役」にしてしまうと、相場の良し悪しで私生活の幸福度まで左右されてしまいます。主役はあくまで「自分自身」であり、投資はそれを支える「副読本」に過ぎません。

この健全な距離感が、リョウジさんが92歳になっても現役で勝ち続け、資産1億円を築いた秘訣なのです。