中国の人工知能(AI)新興、月之暗面(ムーンショットAI)が17日、画期的な最新AIモデルを予告なしで公開した。これを受け、同日の米株式市場では半導体銘柄の売りが加速した。AI開発競争への懸念や、それに伴うインフラ整備に向けた企業の巨額投資に対する警戒感が強まった。こうした不安感を背景に、米半導体大手エヌビディアやブロードコム、マイクロン・テクノロジーなど業界大手が名を連ねるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は弱気相場入りした。同指数は今週10%急落し、2025年4月以来最大の週間下落率を記録した。弱気相場とは、直近の高値から20%以上下落した状態を指す。17日はテクノロジー株が売られたことを受け、午後の市場ではS&P500種指数の11セクターのうち10セクターにまで売りが広がった。同指数は1%下落し、エネルギー株のみが上昇した一方、テクノロジー株の比重が高いナスダック総合指数は1.4%下落した。