
近年、季節や場所を問わず、クマ出没による被害が深刻な社会問題となっている。ハンター不足や自治体への負荷も懸念される中、高性能かつ環境にも配慮した純国産「熊撃退スプレー」が注目を集めている。手がけるのは、防犯・警備装備資機材の製造、販売、レンタルを行っているジェイウィンだ。
同社は2011年、警察向け機材を取り扱う企業からスピンアウトする形で創業。警察庁や警視庁および全国各地の警察本部、警察署、各高速道路会社などとのネットワークを基に、「寄せられる多様な困りごとや地域性に合わせた製品開発を進めています」と、同社専務取締役の後藤潤一郎氏は語る。
専務取締役・後藤潤一郎氏
今や手がける商品カテゴリーは100余り。多品種少量の商品ラインナップを確立するとともに、量販店などで売られている市販品とは一線を画し、「各種商品試験を厳格に実施することで、公的機関が求める高い品質、安全性を担保しているのが特徴です」(後藤氏)。
街中でよく見かける交通誘導・規制用品のカラーコーンも、同社では数種類をラインナップ。コーンの内側に不審物が隠されていないかを視認しやすい丸穴を開け、持ち運びしやすさや並べやすさを工夫した「丸見えコーン®」は実用新案を取得。警視庁向けに高いシェアを誇る他、21年の東京オリンピックのマラソン競技でも採用された。
「危機管理産業展」に出展
注文が殺到し、即完売
高速道路交通警察隊からの「持ち運びがしやすく、アスファルトを傷めず、煙の出ない発炎筒を作ってほしい」というオーダーで生まれたLED発炎灯の「ピカッ太®」など、オリジナル製品の企画・開発・製造にも取り組んでいる。







