自分で納得して決めるから悩まない
では、なぜ自分軸の人は悩みが少ないのでしょうか? それは、一度自分で納得して決めているため、仮にうまくいかなかったり問題が起きたりしても、「自分が決めたことだから」と受け入れられるからです。
人はうまくいかなくなった時に、「これはちゃんと自分の意思でやったことなのか」と振り返ります。自分の意思でなかった場合、それが大きな悩みやストレスになり、「自分は何のために生きているのか」が分からなくなってしまいます。
しかし、行動する前に「これをやってよし」「やらなくてよし」「この発言をしてもよし」と最終確認をしてから動いていれば、結果がどうであれ深く思い悩むことはありません。うまくいかなくても「じゃあ次はこうしよう」「あれはダメだったか」と、結果に対しても腑に落ちるのです。
自分で選んだ選択肢だからこそ、次への意欲を失わずに進むことができます。
【補足】「自分軸」=「自己中心」ではない
少し誤解があるといけないので説明しておきますが、「自分が腑に落ちる選択肢を選ぶ(=自分軸)」からといって、人のために何もしてはいけないわけではありません。
例えば、他人が困って助けを求めてきた時、「この人なら助けよう」と自分が納得して行動するのは立派な自分軸です。「人のために動いてはいけない」「自分のためだけに生きなさい」という自己中心的な考え方とは違います。
もし「この人を助ける義理はない」「嫌な思いをさせられているから腑に落ちない」と思うなら、助けないという選択をするのも大切であり、それもまた自分軸です。
また、「こいつは嫌なやつだから助けたくないけれど、今回は仕方ないか」と少しでも納得して行動できるなら、それも自分軸になります。最後の時点で自分の意思で確認し、GOサインを出していれば、やりたくないことをやってもいいのです。
「やりたくないことを絶対にやってはいけない」「やりたいことだけをやりなさい」という意味ではない点には注意してください。
「自分軸」で生きる
悩みが少なくなる生き方、それは「自分軸」で生きることです。そして、悩みが多くなってしまうのは、そうではない「他人軸」で生きているからです。
日々の選択の中で、自分がしっかりと納得してハンコを押せているか、ぜひ一度振り返ってみてください。




