人工知能(AI)開発の米新興企業アンソロピックは30日、ソフトウエアがテスト中にインターネットに接続し、同社が把握していないまま、複数の企業にハッキング行為をしていたと発表した。4月以降、計3件の異なる事案が発生していた。アンソロピックは被害を受けた企業名を明らかにしていない。だが3社全てに対し、27日付で事案を通知したと述べた。今回の事案に先立ち、米オープンAIも1週間前、開発中のAIモデルがテスト用の隔離環境「サンドボックス」を脱出してインターネットに接続し、AI関連企業ハギングフェイスのネットワークに侵入したと発表していた。オープンAIの事案はセキュリティーやAIの専門家に衝撃を与えた。自律的に行動し、ユーザーのタスクや目標を遂行するためにさまざまな行動を取るよう設計されたAIシステムの威力と、その予測不可能性を改めて浮き彫りにした。