小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「AIを使っても成果が出ない人の特徴」について、ライターの柴田賢三氏にご寄稿いただいた。(企画/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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AIを使っても、プロンプトに苦戦する話
現代ほど、「言語化」が重要視される時代はないかもしれません。
AIの普及で、命令文、いわゆる「プロンプト」の良し悪しが問われているからです。
プライベートで日常生活のちょっとした疑問をAIに聞く場合は適当な文章でも大丈夫ですが、ビジネスでガッツリAIを使おうと思うと、言語化のプロであるはずの編集者やライターでも「壁」にぶち当たることがあるのです。
AIから、自分の思うような結果が得られず、何度もプロンプトを打ち直しているうちに、自分で一からやった方が早かったんじゃないかと思うことすらあります。
「使いこなしている人」の教え
業務でAIを使いこなしている人に聞くと、「とにかく使い倒して経験を積むことだ」と“アナログな根性論”が返ってきました。
「使うAIによっても、プロンプトの書き方を変えるとかの工夫も必要。あ、このAIにはこういうプロンプトで命じればいいんだってわかってくるから」
当然、基礎的な言語化の能力も、今まで以上に必要になってきます。
言葉を「ブロック」にたとえる
『小学生でもできる言語化』という本では、言語化をはじめるにあたって、言葉をおもちゃのブロックにたとえながら説明してくれています。
言語化とは、「言葉のブロックを使って、何かの形をつくりあげる」という感じです。
――『小学生でもできる言語化』より
著者で作家の田丸雅智氏は、この「言葉のブロック」を使って、最終的に「お城」とか「車」を作るイメージで、どんどん組み立ててみることをオススメしています。
最終形のイメージは、最初はぼんやりしていてもかまわないというので、まずは必要なブロック(言葉)を揃え、組み合わせてみる。
基本をおろそかにしない
私は一応、プロのライターなので「そんなことしなくても文章は書ける」と思っていましたが、AIのプロンプトにこのやり方を使ってみると、自分のイメージに近い「お城」や「車」を具現化することができたのです。
何事も、壁にぶつかったときは「基本に立ち返る」ことが重要なのだと、改めて教えられた気がします。









