小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「一流と凡人を分ける決定的な差」について、ライターの小川晶子氏にご寄稿いただいた。(企画/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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芸術の世界でも、「言語化」が必要
自分の内にあるものを表現するのは、言葉だけではない。
絵、写真、音楽、ダンス、スポーツ、それからゲームでの戦い方まで、さまざまな表現がある。
ただ、芸術の世界においても「言語化」は重要であるようだ。
あるイラストレーターの教え
あるイラストレーターさんは、プロを目指す学生さんたちに「言葉で伝えられるようにしなさい」と話しているという。
なぜこの絵を描いたのか。何を表現したかったのか。
言語化して、説明できるようにしておくことは大事なのだそうだ。
素晴らしい芸術作品には、言葉はいらないと思う人もいるだろう。
でも、言葉で人に詳しく説明するかどうかは別にして、本人が言語化できているということが大事だというのはわかる気がする。
才能だけでは、一流になれない
近年、学校に行かずに家でゲームや動画に時間を使っている子たちが増えていると聞く。
学校へ行けなくとも、プロゲーマーやユーチューバーとして成功する道があるという話もある。
そうした道があるのは、良いことではあるだろう。
ただ、ここでも「言語化」が重要なのは間違いない。
あるプロゲーマーさんは、プロになりたい人に向けたアドバイスとして「言葉を磨きなさい」と話していた。
ゲームに勝つ、勝負に強いということはもちろん大事だけれど、「このゲームの何が面白いのか」「なぜ自分は強いのか」といったことを言語化し、伝えられるようになってこそプロになれるというのである。
プロゲーマーが「言葉を磨け」と言う理由
『小学生でもできる言語化』という本の中に、「言語化ってこんなにすごい」という項目がある。
言語化できると、こんなにすごい力が手に入る。
②コミュニケーションがスムーズになる
③自分の適性が分かるようになる
④自分を伸ばす力、ズレを直す力を上げられる
⑤偶然できたことを、狙ってできるものに変えられる
⑥自分の未来をつくれるようになる
――『小学生でもできる言語化』
さすがは言語化の本だ。
イラストレーターさん、プロゲーマーさんが言っていたことが説明されている。
「凡人」は感覚で終わり、「一流」は再現しようとする
イラストレーターさんの話は「①考えや気持ちを整理できるようになる」、プロゲーマーさんの話は「⑤偶然できたことを、狙ってできるものに変えられる」という意図があるように感じるほか、共通して「②コミュニケーションがスムーズになる」「⑥自分の未来をつくれるようになる」という意味が込められているだろう。
本書は、言語化の方法を小学生でもわかるように簡単に解説してくれている。
言葉より芸術やスポーツ、ゲームのほうが得意だという人も、途中で挫折することなく読めると思う。ぜひ手に取ってみてほしい。









