「『よく見る』って、いったいどういうこと?」名画の前に立っても、つい解説文ばかり読んでしまったり、別のことを考えてしまったりする人は少なくありません。
本記事では、ベストセラー『13歳からのアート思考』の著者・末永幸歩氏の、6年ぶりの新刊『「いまを生きる力」を取り戻す 感性の教室』から内容を一部抜粋して、あなたの「世界の受け止め方」をガラリと変える新しいアートの楽しみ方をお届けします。

【感性の教室】あなたは名画をどう鑑賞しますか?Photo: Adobe Stock

手の色でわかる感性の「現在地」

そもそも「見る」とはどういう行為なのでしょうか?
どのようにすれば「よく見た」と言えるのでしょうか?

幕明けにあたるこのクラス1では、「『よく見る』ってどういうこと?」という問いから、感性を開くための入口を探っていきたいと思います。

さっそくですが、ここからはじまるクラス1の内容を実感を伴ってお楽しみいただくために、ちょっとした体験を共有しておきたいと思います。

【感性の教室】あなたは名画をどう鑑賞しますか?『「いまを生きる力」を取り戻す 感性の教室』p47より

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色の名前は答えられましたか?
「こんな回答で良いのかな……?」と戸惑ってしまうほど拍子抜けしてしまうような質問でしたが、その何気ない答えが、あなたの感性の“現在地”です。

このクラスを終えたとき、あなたの「世界の受け止め方」は、どんなふうに変化しているのでしょうか?
どうか楽しみにしていてくださいね!

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「やってみよう」の続きはこのクラスの後半にとっておき、ここからはアート作品を見ていくことにしましょう。
最初のクラスで取り上げるのは、よく知られたアーティスト、クロード・モネ(1840~1926年)による作品です。

1840年にフランスで生まれたモネは、少年時代をセーヌ川の河口の海辺街で過ごしました。10代のころから似顔絵を描いて小遣いを稼ぐほどに、絵が得意な少年だったといいます。
そして18歳のとき、親の反対を押し切り、単身で芸術の都パリに出て本格的に画家としての道を歩みはじめます。美術学校に通いながらも、当時の伝統的な絵画のあり方に満足できず、次第にそこから距離をとるようになりました。
貧困に苦しむ時期も長く続きましたが、パリで知り合った仲間たちとともに、のちに「印象派」と呼ばれる新たな表現を生み出していきました。

さて、これから見るのは、そんなモネの作品群のなかでも代表作の1つです。
サイズはおよそ100×65センチメートル。キャンバスに油絵の具で描かれています。

それではご覧ください!

【感性の教室】あなたは名画をどう鑑賞しますか?