ピート・ヘグセス米国防長官が陸軍参謀総長に指名を目指す人物が、ジョニ・アーンスト上院議員(アイオワ州選出)やその他の共和党上院議員の反対により難航している。複数の米政府関係者や議会筋が明らかにした。政府関係者によると、ヘグセス長官は今年4月に前陸軍参謀総長のランディ・ジョージ大将(退役)を解任して以降、参謀総長代行を務めているクリストファー・ラニーブ大将の指名を推進してきた。しかし、共和党内の全会一致の支持が得られなければ、上院軍事委員会でラニーブ氏の指名承認手続きを進めることはできない。米政府関係者や議会筋によると、政権は5月にラニーブ氏をこのポストに指名しようとしていたが、軍事委員会委員長のロジャー・ウィッカー上院議員(共和党、ミシシッピ州)がラニーブ氏の指名承認に必要な票を確保できないと伝えてきたため、見送っている。第82空挺(くうてい)師団長などを歴任したラニーブ氏に対しては、大将(四つ星)に昇進してからわずか6カ月しかたっていない点を疑問視する議員や専門家から批判が上がっている。歴代の参謀総長の多くは、トップに就任する前に大将ポストを少なくとも18カ月以上務めている。