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「手を貸すべきか、それとも見守るべきか」――子育てでは、誰もが一度は迷います。「過保護」と一括りにされがちな親の関わり方ですが、実は子どもの才能を伸ばすものと、逆に成長の芽を摘んでしまうものがあります。その違いとは?今回は5000人以上のバイリンガルを育ててきた経験をもとに、子どもの自立を育てる親の関わり方について解説します。(TLC for Kids代表 船津 徹)
「過保護はよくない」は本当?
「過保護はよくない」と言われることがあります。ところが実際には、挑戦できる子を育てている親ほど、ある場面では「過保護」です。実は、「過保護」の一言でまとめられがちな行動は、子どもの才能を伸ばすものと、逆に成長の芽を摘んでしまうものに分かれます。そして、両者はまったく別物です。
その違いを考えるうえで、まず知っていただきたいのが、日本とアメリカの子育て文化の違いです。
アメリカは世界でも有数の「子どもの安全」に過保護な国です。私はハワイで30年近く子どもの教育に携わっていますが、アメリカで子育てを経験された親御さんなら、誰もが一度はこの国の「過保護の徹底ぶり」に驚かれたのではないでしょうか。
ハワイには小さなお子さん連れの日本人観光客が数多く訪れます。ショッピングセンターのキッズコーナーで子どもを遊ばせている間に、親御さんがつい買い物に夢中になってしまう。
日本ではよくある光景ですが、アメリカではそれを見た店員や居合わせた客が「子どもが放置されている」と通報し、警察沙汰になるケースが少なくありません。「子どもから目を離す」という行為そのものに対する周囲の目が、日本とは比べ物にならないほど厳しいのです。
重要なのは、この先の話です。実は、「過保護はよくない」という考え方には誤解があるのです。







