備蓄するなら低価格よりも
「長持ち」するティッシュがいい

 まず注目したのは、サイズは通常のティッシュと同じでも内容量が約1.7倍という箱ティッシュだ。よくある5箱入りセットと同じ量が、わずか3箱に収まっている。

 メリットは、箱が空になったら次の箱を持ってきて開けて、と準備する回数が減ること。いわゆる「名もなき家事」の手間が軽くなる点だ。タイパがいいと打ち出されていたが、同じ収納スペースで多くの量をキープできるのだから、備蓄にはぴったりだろう。

 同じコンセプトのトイレットペーパーもある。1ロールで従来品の3ロール分の量があるので、従来品12ロール相当が4ロールで済む。トイレットペーパーは収納スペースを塞ぎがちなので、これは便利だ。

 ただ、これらは特価品にはなりにくい。消費者心理として、つい安いPB商品などを選んでしまいがちだが、防災用備蓄として「同サイズで大容量」の商品を選ぶのは重要な視点だろう。近所のドラッグストアに行って大容量タイプを発見したら、どの程度の価格差があるかを改めてチェックしてみたいと思った。

ティッシュ比較備蓄用にはスペースを取らないことが大事 Photo by Noriko Matsuzaki
ティッシュとトイレットコンパクトなので買い物の際もかさばらず便利 Photo by N.M.
看板3日間の来場者は合計11万2989人と昨年を上回った Photo by N.M.

1日に必要な栄養が取れる
レトルト食品も便利

 今やドラッグストアで食品を買うのは当たり前になった。売上カテゴリー別にみても、「フーズその他」は全体の28.7%と、調剤・ヘルスケア33.4%に次ぐ比率となっている(2025年度、JACDS調べ)。

 食品スーパーより割安で買えることも魅力だが、ドラッグストアらしい商品として「機能性表示食品」や「栄養補助食品」を多く扱っている。これまでは高齢者や健康に不安がある人向けの印象だったが、ふと「避難生活で十分な栄養が取れない時にいいのでは?」と思った。

 ショー展示で見かけたのは、「1日分の野菜が摂れるレトルトカレー」や「たんぱく質がしっかり摂れるスープ」など。むろん、普通の食事で十分な栄養が採れればこしたことはないが、それが期待できない非常時用には、こうした栄養補助食品を備蓄しておくと安心だろう。

 自宅近くのドラッグストアに行き、離乳食売り場で「お湯を注ぐだけでできるおかゆ」という商品を見つけた。普段なら足を運ばない売り場だが、非常時に役立つ食品はないかと探してみると思わぬ発見がある。これぞと思う健康食品を見つけたら、わが家の防災備蓄に加えたいと思う。

 なお、その人の健康状態によって摂取していいかが異なるので、持病がある場合は担当医に相談を。また、備蓄した場合は最低でも年1回は見直して、賞味期限に注意しよう。