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人生を振り返ったとき、多くの人が心に残している後悔には、ある共通した傾向があるという。複数の研究をまとめた分析から浮かび上がったのは、仕事や恋愛だけではない、意外な領域だった。後悔を長引かせないために、私たちは何を意識すればよいのだろうか。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
人生最大の後悔を
予測できるのか
人生で一番後悔することは何でしょう。もしそれがあらかじめ予測できるのなら、後悔しない生き方もできるはずです。
「ここに落とし穴があるよ」ということが最初からわかっていれば、その落とし穴を避けて通ることは難しくありません。落とし穴があることに気づかないから落ちてしまうのであって、わかっていればたやすく避けることができます。
人によってどんなことに後悔をするのかの内容は、それこそ千差万別だとは思いますが、それでもある程度の予測ができないわけでもありません。多くの人が後悔しやすい出来事というものはすでに明らかにされているからです。
統計手法のひとつにメタ分析というものがあります。複数の研究で得られた結果を統計的に統合し、全体としてどのような傾向があるのかを分析する手法です。ひとつひとつの研究で得られた結論よりも、多くの研究をまとめたほうが結論の信頼性も高くなるので、非常に役に立つ手法だといえるでしょう。
イリノイ大学のニール・ルース氏らは、人生における後悔について調べた先行研究から11のデータセットを集め、メタ分析を行いました。
では、どんな出来事ほど後悔が多かったのでしょうか。







