中国は、1990年代に経済開放を推進した朱鎔基元首相を、国家的哀悼のあらゆる儀礼をもって見送った。天安門広場には半旗が掲げられ、習近平国家主席ら最高指導部の面々が共産党の旗で覆われたひつぎを前に3度礼をした。共産党は、経済改革という朱氏の遺産を自らのものとして取り込むことを強く望んでいた。一方で党が避けたかったのは、中国の指導者たちが率直な意見や議論、党の路線からのある程度の独立を許容することにもっと前向きだった時代の記憶が、朱氏の告別式によって呼び起こされることだった。先週97歳で死去し、「朱老板(ボス)」として知られた朱氏の告別式が18日に行われるのを前に、北京をはじめ中国各地で警備が強化された。長らく公の場から姿を消していた朱氏は、2年間の昏睡(こんすい)状態の末に息を引き取ったと、同氏の治療について詳しい関係者が明らかにした。
中国、朱元首相の追悼は共産党の流儀で
朱鎔基元首相の経済開放の遺産を我が物としつつ、統制の緩かった時代の記憶を封じ込める習氏
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