なぜか自分にだけ態度が違う。自分だけ、なぜか舐められている気がする……。そんな経験がないだろうか?実は、人に舐められやすい人には、ある共通点があるという。子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.「舐められやすい人」の特徴はありますか?
――同じことをしていても、なぜか強く言われたり、雑に扱われたりしやすい人っていますよね。「この人なら何を言っても大丈夫」と思われてしまうというか。田丸さんは、小学校から企業研修まで、さまざまな人を対象に書き方講座をされていますが、そうした経験から、「なぜか舐められやすい人」に共通する特徴はあると思いますか?
なぜか「舐められやすい人」の共通点
田丸雅智氏(以下、田丸):なるほど。
一つは、話を聞いてくれそうに見えることにあるのかなぁとは思います。
受け止めてくれそう、流してくれそう、という印象があると、相手がつい甘えてしまうことはあるでしょうね。
それは見た目や第一印象で判断される部分もあるでしょうし、実際にその人の雰囲気として「言いやすい」「受け止めてくれそう」と感じさせる場合もあると思います。
――人の話を聞けること自体は長所なのに、「この人なら多少失礼なことを言っても受け流してくれそう」と思われてしまうこともあるんですね。
舐められないために「実績」を使う
――では、そうやって軽く扱われないために、できることはあるのでしょうか?
田丸:そうですねぇ……対処法とは少し違うかもしれないのですが、ひとつ、実績で防御するというのはあるのかなとは思います。
実績や経歴は、本来それを振りかざしたり、攻撃のために使うものではないと思っています。
少なくとも、ぼく自身はそうは使いたくありません。
でも、相手に軽く見られないための「防御」にはなる。
たとえば僕は講座の最初に、自己紹介や実績をある程度伝えるようにしています。
本当は自分からあまり言いたくはないんです。
でも、初対面でまだこちらのことを知らない人に対して、最初にきちんと伝えておくことで、コミュニケーションがスムーズになる部分も少なくないように思っています。
過剰にはしたくありませんが、入り口で最低限の自己紹介をしておくことは大事だと思います。
「自己紹介」の重要性
――なるほど。実績を「自分はすごい」と見せつけるためではなく、相手との関係を最初から対等にするために伝えておく、ということですね。これは大人同士だけでなく、子ども向けの講座でも同じなのでしょうか?
田丸:そうですね。
防御というよりはコミュニケーションというニュアンスのほうが強いかもしれませんが、講座では最初に自己紹介をしますし、どんな活動をしてきたか、どんな場所で講座をしてきたかもざっと話します。
そうすると、子どもたちや保護者の方にも「この人はこういう人なんだ」と伝わるので、話を聞いてもらいやすくなる。
「こちらを軽く扱う人」への対処法
田丸:ただ、正直なところ昔はしんどいなと思うことがありましたね……。
作家デビューして間もないころには、講座の中やあとで上から目線のことを言われることもありました。
だから、年数を重ねることや実績を積むことは、大きいのかなとは思います。
僕自身は、相手のことを経歴や実績だけで判断したりは絶対にしたくないですが。
――とはいえ、若かったり、まだ目立った実績がなかったりすると、それだけで軽く見てくる人もいますよね。そういう相手に対しては、話し方を変えたり、強く言い返したりしたほうがいいのでしょうか?
田丸:残念ながら、そうですよね。
大事なのは、どううまくかわすかを考えることだけではなく、そもそも距離を取ることもだと思います。
「なめられやすいから話し方を変えよう」とか、「もっと強く出たほうがいいのか」と考えるのも一つですが、同時に、そういう態度を取ってくる人とは無理に付き合わなくていい。
結局、こちらを軽く扱う人は、他の場面でもそういう態度を取ることが多いと思います。
だったら、なるべく距離を置く。それでいいと思います。
――舐められないように自分を無理に変えるだけではなく、「自分を軽く扱う人から離れる」という選択肢も持っておくことが大切なんですね。
田丸:はい。僕はそれもすごく大事だと思います。
無理に付き合い続ける必要はないですし、相手を変えようとしすぎなくてもいい。
自分を守るために、離れることを選んでいいんです。









