債券市場の安定を目指すスコット・ベッセント米財務長官にとって、トランプ政権が推進するもう一つの政策が追い風となる可能性がある。それは暗号資産に関する規制の法制化だ。米財務省は先週、長期債の買い戻し額を引き上げる方針を発表した。それに要する資金は短期債の発行増で賄う計画で、ベッセント氏はCNBCの番組でそれを「トレジャリー・ツイスト」と表現した。これに関して注目すべきなのは、ベッセント氏が以前、短期国債の需要を大きく押し上げる可能性のある要因として、ステーブルコインに言及していたことだ。両者が関連しているのは、昨年成立したステーブルコインの規制について定めたジーニアス法の下で、ドルの価値への固定を目指す米国発行のステーブルコインは、その裏付けとして特定の資産しか利用できないと定められたからだ。その特定資産には、93日以内に満期を迎える米国債が含まれている。
トランプ氏の暗号資産推進策、債券市場安定に寄与するか
ステーブルコインは短期米国債の需要を押し上げる可能性がある
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