10年以上前、コンピューターオタクだった唐傑氏と楊植麟氏は、人間のように思考する機械を構築する夢を抱く教師と生徒に過ぎなかった。今や2人は、米国の人工知能(AI)先駆者たちに強い警戒感を抱かせるほどの、中国AI界の大物となっている。清華大学の教授である唐氏は、AIモデルの性能と世界的な利用規模で米アンソロピックとオープンAIを猛追する企業の一つ、Z.AIの共同創業者だ。一方、かつて唐氏が同大学の最高学術賞に推薦した楊氏は、別の企業である月之暗面(ムーンショットAI)を率いている。両社とも評価額は数百億ドルに上る。