「やってみたい」と思ったのに、結局何もしなかった。あとになって「あのとき挑戦しておけばよかった」と後悔した経験はないだろうか。人生のチャンスを逃してしまう原因は、能力や才能の不足ではなく、意外なところにあるのかもしれない。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「人生を損しがちな人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

実は「人生を損しがちな人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

「どうせ自分には…」と思っていませんか?

「やってみたいけど、自分には向いていない」
「こんなことを言ったら、変に思われそう」
「どうせ自分にはできない」

 何か新しいことを始めようとしたとき、そんなふうに考えて諦めてしまうことはないだろうか。

会社で意見を求められたときのこと

 私自身、仕事で意見を求められたとき、「こんなことを言ったら的外れかも」と考えて、何も言えなくなることがある。

 ところが、その直後に別の人が自分とほとんど同じことを言い、「それ、いいですね」と評価される。

「あ、言えばよかった……」と毎回後悔する。

人生を損する人は「自分でブレーキを踏む」

『小学生でもできる言語化』には、こんなページがある。

ちなみに、ぼくは日頃、各地でショートショートの書き方講座を開催しているのですが、参加者の方の中には「言葉が何も出てきません」「できません」と言って筆が止まってしまう方もときどきいらっしゃいます。
でも、そんなときも、ぼくから質問しながらやり取りを重ねていくと、その方の中から必ず何かが出てきます。
本当は自分の中に眠っている言葉があるのに、それに気づけていなかったり、「こんなことを書いたり言ったりしたらダメなんじゃないか」と決めつけて自分でブレーキを踏んでしまっていたりするわけですね。

――『小学生でもできる言語化』より

 ここで注目したいのは、本当に「できない」わけではないということだ。

 実際、田丸氏が質問を重ねていくと、その人の中から言葉が出てくる。

 つまり、能力がないのではなく、「自分にはできない」という思い込みが先に立っているのだ。

「やらない理由」を自分でつくらない

 これは、文章を書くときだけの話ではない。

 仕事で手を挙げるときも、人に話しかけるときも、新しいことに挑戦するときも同じだ。

「失敗したら恥ずかしい」
「自分なんかがやっても……」
「きっと無理だろう」

 そう考えて何もしなければ、傷つくことはないかもしれない。

 しかし同時に、うまくいく可能性まで自分で消してしまう。

 実は「人生を損しがちな人」の特徴・ワースト1は、まだ何も起きていないのに、自分で「できない」と決めつけてしまうこと

 誰かに可能性を潰される前に、自分で自分の可能性を潰してしまうのは、あまりにももったいない。

 人生の選択肢を狭めないためにも、最初から自分でブレーキを踏まないことが大切なのだ。