「仕事ができない人」と聞くと、どんな人を思い浮かべるだろうか。たとえば、「仕事が遅い人」や「ミスが多い人」「知識や経験が足りない人」を思い浮かべるかもしれない。しかし、なかなか成果につながらない原因は、能力とは別のところに隠れていることがあるという。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「本当に仕事ができない人の共通点」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「本当に仕事ができない人」の“残念な共通点”・ワースト1Photo: Adobe Stock

「仕事ができない人」は、何が違うのか?

「仕事ができない人」と聞くと、どんな人を思い浮かべるだろうか?

 たとえば、仕事が遅い人やミスが多い人、知識や経験が足りない人……を思い浮かべる人もいるかもしれない。

初めて企画書を作ったときのこと

 以前、仕事で初めて企画書をつくったときのことだ。

 先輩に見せようと思ったものの、

「こんな状態で見せたらダメだ」
「もう少しちゃんと考えてから相談しよう」

 と、なかなか見せることができなかった。

 しかし、時間をかけても、正解がわからないので一向に進まない。

 結局、締め切り直前になって先輩に見せると、「え、こっちの方向が良かったんだけど! わかんなかったら早く聞いてよ!」と言われてしまった。

 では、なぜ私たちは「未完成でも出す」ことができないのだろうか。

「100点ができないなら何もしない」をやめる

『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。

ある日、初めてのお客様への提案書を任されました。
まったくの未経験だった私は、思いきって上司に尋ねました。
「どうやって作ればいいのでしょうか」
返ってきたのは、たった一言でした。
「自分で考えろ」
何もできないまま、最終日を迎えてしまいました。
私は、おそるおそる上司に報告しました。
「できませんでした」
そのとき、上司から飛んできた一言を、いまでも忘れません。
「お前は、表紙も作れないのか(中略)なぜ、それだけでも作って持ってこないのか。100点ができないなら何もしない、その考え方をやめろ

――『あきれるほど小さい習慣』より

 仕事にせよ何にせよ、最初から100点をつくれることはない。

 だからこそ、表紙だけでも、まず形にしてみる。

 そうすれば、周囲から意見をもらい、軌道修正することができる。

仕事ができない人ほど「完璧になるまで見せない」

 仕事ができる人は、未完成のものを出すことを恐れない

 100点でなくても、60点を見せることができる。

「とりあえずここまで作りました」と早めに共有し、フィードバックをもらいながら完成度を上げていく。

 その小さな一歩を踏み出せるかどうかが、仕事の速さと成果を大きく分けるのである。